見出し画像

志村ふくみ100歳記念@大倉集古館、そして茶楓

人間国宝染色家志村ふくみさんの作品展
大倉集古館で開催中というポスターを、
先日伺った平山郁夫シルクロード美術館で目にしました。
シルク繋がりなのね。

縄文大好きなPLさんが
縄文人の食べ物→土器→模様→織物、の流れで、
最近は「縄文人の織ってた布作りをやってみたい」
と調べ出したので、
「織物繋がりで、志村ふくみさんの作品展行く?」と聞くと、
「行く!!」と即答。
神保町での夜のイベントが申し込んである日に行く事になりました。

大倉集古館の存在を知らなかったので調べてみたら、すぐ近くに、ゆっくりお茶ができそうな
カフェダイニング茶楓by温故知新
というお店があるので、
展覧会の前後に行こうということに。

まずは、志村ふくみさんの作品展。
細い絹の緯糸とさまざまに染め上げた経糸の組み合わせでできていく柄。
染色家となる事を決意なさって初めての作品は
まるで深い群青色の夜空に煌めく星のような
何か強い意志が秘められた美しさを感じさせるものでした。

織り上げた時に、織りの師匠のお母様が
これ以上の作品は一生かけても二度と作れない
あなたの全てが込められている
と呟かれたのだそう。

それ以外にも、沢山の素晴らしい染め織物は
どんなに眺めても飽きる事のないものばかり。
様々な色の組み合わせ、模様の組み合わせ、
無限の想像力と創造性に圧倒されながら、
集中して眺め過ぎて疲れて、
ベンチに座ってふと携帯を見たら、
カリフォルニアで教えていた子が出張で東京に来たけれど仕事は午前で終わり、帰りの飛行機まで東京をふらふら見て回ってるというfacebook投稿に気づきました。

私たちも東京にいるよ
とメッセージしたら、1時間だけでも会いましょうという事になり、茶楓で待ち合わせ。

カフェに入ってみると、
天井がまるで星空のようなライティング。
先程星空を思い浮かべた志村ふくみさんの作品をもう一度思い浮かべながら、
デザートセットをお願いしました。
本日のデザートは
さつまいもモンブランシュー。
デザートプレートに散らしてある
落ち葉をイメージした薄い薄いさつまいもフレークの味と食感に驚き。
ここ、絶対、美味しい店。
今度はランチコースに来てみたい。

全面ガラスで、たっぷりとお庭の眺めが堪能できるつくりは、
根津美術館の根津カフェからの樹々の眺めや、
席からたっぷりと桜や紅葉が楽しめる函館五稜郭の六花亭カフェを思い出します。
お料理と眺めとおしゃべりを楽しみながらの食事は、至福の思い出に繋がる大切な時間。

久しぶりに会う教え子から、
仕事の話、子育ての話、
キャリアに関して考える事など聞きながら、
教えていた頃から25年以上経っているのが
不思議で仕方なかった。
何かあったらいつでも電話してね、zoomでもいいよ、と言いながら別れました。
こうやって頑張ってる子の姿にはいつも元気を貰えます。会いに来てくれた事に心から感謝。

そうそう、
志村ふくみ100歳記念特別展は、見たい全てが見られなかったので、もう一度来る場合に割引ありますか?
と聞いたら、今回の入館時のチケットを持ってくれば、500円のリピーター割引があると教えてもらいました。
1/19の特別展終了までにもう一度来れるかしら。
https://www.shukokan.org/Portals/0/images/exhibition/history/2024/20241121_shimura_flyer.pdf

いいなと思ったら応援しよう!