吹き矢/「1.集中」補足「呼吸」
前回、吹き矢のポイント「1.集中」においては、基本動作(=型)について投稿しましたが、基本動作の中での「呼吸」について補足します。
と言うのも、ボイトレの先生から、「腹式呼吸」の新たなやり方の指導を受け、「こりゃ~、吹き矢に活用できるわ」と思った次第です。
■吹き矢の基本動作は腹式呼吸で、と言われています。
そのやり方は、< 鼻から息を吸って、口から吐く >のですが、吐く時は「口をすぼめて、細く長く、吐く」と指導されているようです。
ところが、ボイトレの先生は、「口をすぼめる」のではなく、
①ほんの少し、口と上下の歯を開く。
②上下の歯の間に、舌を軽く当てる。
③そのまま、細く息を吐く。
とのこと。イラストでは、下図が分かりやすいかも。
■やってみると、「シ」と「ス」の混ざったような息の音がします。
先生によると、この音を自分の耳で聴くことによって、気持ちが落ち着き、意識が集中するようになる、ということなんです。
実際、これにより、周りの人の話し声とか雑音が多少あっても、あまり気にならなくなるように感じました。
見た目にも、「口をすぼめる」より、自然に呼吸している感じですしね。
■で、いろいろ調べてみると、この形での腹式呼吸は「武道」等でよく見られるようです。
“世界一美しい型”と称される「宇佐美里香(りか)」さんの空手「演武(えんぶ)」の一場面。(私がファンなので無断拝借)
ものすごく大きな腹式呼吸を続けながら、激しい演武をされているのですが、口元は(やや開いているようですが)普通に見えますね。
上記でご紹介した口の形で、細~く息を吐いていると思います。
以上の形での呼吸方でなくても、(今まで通り)口をすぼめて息を吐くのに慣れていれば、それでも良いと思いますが…。
ご紹介した口の形の方が、(いかにも)大きく息を吐いてまっせ~!と言う感じでなく、(上述したように)自然に見えるし、それに何となくカッコイイと思いました(格好だけかよ~!というご批判はさておきまして)。