6話 恐怖の猫家具開発会議 ~デザイン決定篇~
◼︎主な登場人物
猫女:猫に狂った企業の代表(チェルシーの翻訳者)
猫男:猫に狂った企業の社員 / 進行役
ディレクター K:LOWYAの酒好き女性Staff(犬派)
ライター J:没個性的な30手前ライター(無論犬派)
年を越す少し前と年が明けて何日か経った後の2回に渡って、猫家具開発会議が行われた。今回は開発会議というよりも、ニャンバサダーの方々と猫さん方の熱い想いを我々LOWYAのデザインチームが本企画のディレクターであるK総指揮のもと、総力をあげて起こしたラフ案(いわゆるデザイン画)をお披露目する回だった。ディレクター K珍しく本腰を入れて仕事をしてるな。と感じたのは私だけじゃないはず。
今日もみんなマイペースなんだろうな〜。とか考えながら、ちょっぴり久しぶりな気がするWEB会議に入った。デザイン画の上がりを待つために少し日が空いて行われたこの会議だが、もはや緊張することも、ビビることもなく、さも当たり前かのようにサラッとこの猫地獄に参加できるようになった自分がなぜだか誇らしい。
猫女、猫男はいつものごとく猫耳をつけて、この前、会社近くのあそこの道で見かけた猫が可愛かった。あー!あそこの猫ちゃんでしょ。的なトークを繰り広げている。ディレクター Kも愛用の猫耳をつけて愛犬ヤマと赤ちゃん言葉でごにょごにょ話している。無法地帯のようだが、なんでかこの空間に入ると「あ、帰ってきたな。」とホッとしてしまうようになっていた。
(いつの間にか改造手術でも受けたんかな? 私。 )
そんな運営サイドの微笑ましい姿を見ながらコーヒーをすすっていると
遊び場系担当の @kurokina_ch さん、@nocoa2525 さん、寝室系の@03uni24 さん、猫たちが続々とWEB会議に入ってきた。
みんな揃ったかな?そろそろ始まるな。と背筋を伸ばして椅子に座り直したところで、突然、「余談なんですけど〜。」と猫男が切り出した。
(はい〜。嫌な予感しかしません〜。もうやめろ! 何も言うな猫男!)
この前の休みに、トイレ系家具のことをふと考えていた。とトークを展開。
「何も仕切りがない場所でする気持ちってどんなんだろうって。そう思ってね、してみたんですよ。猫用のトイレシート敷いて。」
(ほらぁ〜〜〜〜〜。言わんこっちゃない。さっきのホッとする撤回。)という危険なアイスブレイクを済ませた。
猫男は例のごとく、今日の会議のお品書きをパパーっと話して、今回の一大イベントであるラフ画のお披露目へと話を進めていた。ディレクターKがこのデザイン画を元にサンプルを作成する旨など詳細を話し終えたところで、みなさまお待ちかね。いよいよデザイン案をお見せすると、
みなさん拍手喝采、感謝感激雨あられ、テンション爆上がり。
(グラミー賞総なめしたみたいになってるけどそんなじゃないからね。猫家具だからね。)
それぞれが開発を担当したアイテムがついに形なるんだ! と目をキラキラ輝かせながら、我々が皆さんの意見を受けて考案したデザインをかじりついて見てくれているのを見たらなんだかこちらまで嬉しくなってしまった。
(物を作るって素敵なことだな。ほんと。)
これまで自分の担当以外の猫家具の情報は特に展開されていなかったからだろうか。初めてその他のニャンバサダーが担当した猫家具を興味津々に見ている彼女たちがなんだか可愛いかった。
(いや、誰目線なの。親戚のおじさんか。)
一通り、デザイン案を見終えたニャンバサダーたちに、ディレクターKが追加注文はないかと尋ねたところ、さらなる修正案がポロポロと、いやすっごい出てきた。
(いいぞ。いつもの熱さ出てるよー!)
遊び場系家具に関して、安全面を考慮して柱を数本配していたが、逆にその柱に首が挟まり、絞まってしまう可能性を危惧して外してほしい。であったり、シニア猫でも上り下りしやすいような仕様にしてほしい。だったり、雲の上にいるかのような寝心地を叶えた寝室系家具に関して言えば、そのユラユラ感がプラスであり、マイナスであるとかないとか…。夏は涼しく、冬は暖かく、オールシーズン使えるようにクッションは着脱可能にしてほしい。などなどいつも通り熱々なご指導を預かりました。
(ほんと熱量すごいなこの人たち。)
どうやら今日2月22日は猫の日らしく、
(“に”であって“にゃ”じゃないよね。どう考えても無理があるよね?って思ってるのは私だけなのだろうか。)
それを記念してInstagramとLOWYA オフィシャルサイトで猫がパーリーしているとのこと。
それと、LOWNYAの最新情報はメルマガ登録とアプリダウンロードで
ゲットできるらしいので、皆々様要チェックですよ!
第七話に続く…。
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