わがままが言える女でいたい
「また始まった」
猜疑心が強過ぎて言われたことの裏を読むクセが治らない病気だし、彼等曰く、私は被害妄想という名の妄想癖が酷いらしい。
旦那にも若い頃はこんな感じで言いたい事をいって度々辟易させたものだ。
しつこいって言いながら満更でもなさそうに見えたけれど、気のせいか?
私にとっての男にわがままを通すと言うのは、自分の感情を表現してそれに対してなんらかの反応をしてもらう事。
ポジティブに共感してくれなくていいの。
妄想を拗らせ面倒くさい事を言い出して、
感情が崩壊して時々泣き出す私を放置しないでくれればいい。
「やめようよそういうの、マジで疲れっから」
と普段とは違うトーンでだるそうに呆れたように言うクセに
黙らせる為にご機嫌とってみたり、宥めてみたり、手っ取り早く抱いてみたり、
こういう時の男って色っぽくて好きなんだ。
「あーー、、もうまたそうやって」
〝だって絶対そうじゃん(ぐずぐず)」
「はぁぁぁ(溜息)わかったからこっちきて」
〝そうやってごまかそうとしてる“
「だからーーー、そんなわけないだろ」
そんな茶番を繰り広げ
そろそろいいやと気が済んだら
くっ付きに行って
自分が子供っぽくて、ふふふってつい笑ってしまう。
面倒な女に手を焼いている時の男ってセクシーじゃないですか?
それが見たくてわざわざケンカをふっかけてみたりとか。
呆れてる男の子が性癖なのかな笑
私は私の感情のお守りをどこかその時身近にいる男に頼っているし、必要としてるし、いなくならないでほしいから
誰も必要としなくて済むような、自分で自分の機嫌を取れる素敵な大人の女にはなれそうもない。
aoiさんて、ババアのくせにすぐ拗ねるし
寂しがりやで面倒くさくて
だけどなんか放って置けないんだよな。
そんな風に思って貰えたりしないだろうかと
得意の妄想を拗らせてみる。