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ニュースつぶやき:「ハロウィン仮装、赤十字の不正使用に警鐘」

 昨夜は人語を解するティラノサウルスに追いかけられる悪夢を見てうなされましたわ!


 ごきげんいかがでしょうか、引き続きお嬢様月間のわたくしです。



 身の回りにハロウィンコスをする人がいないのでよくわからないのですけど、コスプレをする際に赤十字をつけてはいけないというのは、少し考えればまずいというのはわかります。

 


 要は、本物と見分けがつかなくなるのと、本物の持つ意味が薄れるから、勝手に使うのはダメということですわね。オオカミ少年の寓話と同じで、重要な意味のあるものを軽々しく使うと、いざというときにその重要性を発揮できなくなるということです。人が倒れていて救助が必要な時に赤十字をつけた人を呼んだらただのコスプレイヤーだった──なんてことになったら目も当てられませんから。勝手に使うと法に触れるというのも納得です。

 ただ、この事実がどれだけ世間に知れ渡っているのかについては疑問ですわ……定義は「戦争や紛争などで傷ついた人びとと、その人たちを救護する軍の衛生部隊や赤十字の救護員・施設等を保護するためのマーク」であり、絶対に攻撃してはいけないという目印なのです。



 なのでコスプレはおろか、赤十字社以外の普通の病院や医薬品であっても使用は禁じられています。戦争や紛争のない日本では、主に災害救援の場で目にすることが多いでしょう。また、十字がキリスト教を彷彿とさせるということで、多くのイスラム教国では赤新月というマークを使用しています。



 しかし、これらはほとんど、調べないとわからないことです。(わたくしはたまたまアンリ・デュナンの偉人伝を子供の頃に読みました)
 先ごろ物議をかもした、椎名林檎さんのグッズがヘルプマークに酷似している件もしかり。ファッションや病みアピールのために、実際のヘルプマークと間違えやすいデザインのものを身につけるのは、知らなかったでは済まされないでしょうし、また同様に、もっともっと広報しないとならないと思いますわ。



 そもそもハロウィンは日本のお盆のようなもの。死者の霊が帰ってくるときに、悪魔や妖怪もいっしょにあの世からさまよいでてくるので、生者は襲われないように自らも怪物の仮装をするのだと言います。ナースのコスプレをするなら、赤十字よりも赤髑髏のほうがカッコいいのではありませんこと?



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酎 愛零(ちゅう あいれい)
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