ルドゥーテの庭:あらかわ遊園バラ花壇
私の最も好きな花、ばら。初夏を迎えるこの季節は次々とばらが咲きほころびます。しばし、私と南関東のばら園を散策いたしましょう!✧◝(⁰▿⁰)◜✧
今回は旧き良き路面電車に乗り、東京都は北区から荒川区の沿線を観ていこうと思いますの!(≧▽≦)
この路面電車の正式名称は「東京さくらトラム(都電荒川線)」。東京都荒川区の三ノ輪橋停留場から、新宿区の早稲田停留場を結ぶ都電(東京都電車)であり、東京都に唯一残っている路面電車です。(なので都電のフリーパスが使えます)
ただ、路面電車といっても、一般自動車が走る道路を走るのは王子駅前~飛鳥山間のみ。あとは専用の走路を走ります。
路面電車というとどこかひなびたのんびりしたイメージがありますけども、都電荒川線は利用客も多く、いつもそれなりに混んでいる印象。廃止されずに残った理由がわかる気がいたしますわね( ꈍᴗꈍ)
荒川区は「バラ香る街あらかわを目指して」をスローガンに、区をあげてばらの植栽事業を推進していて、都電荒川線の軌道を中心としたばらの普及に努めているそう。これは本気度が高そうですわ!
途中、そこここにばらをメインにした公園や花壇がありますので、今回はそれをたどっていこうというわけですね。
勘違いされやすいのですけど、あらかわ遊園は敷地が独特な形で奥に伸びており、ばらのある方は都電に近い方。そこから奥に行くと運動場、プール、遊園地と続いておりますの。今回はばらの鑑賞なので遊園地はパスですわ。観覧車乗りたかったですわ~(;´∀`)
すばらしいばらですわー!✧◝(⁰▿⁰)◜✧
さすが、バラの香る街を名乗るだけありますわね!( ╹▽╹ )
後ろの水上バスのりばの看板が、荒川ぞいの街だという風情を出してくれておりますわね~(*´ω`*)
下に這わせてあるのは電飾でしょうか?もしかして夜になったら光りますの?(@_@)
「マチルダ」は波打つフリルとホワイトピンクの色変わりがステキな美人さん。軽やかな華やぎがたまりませんね~(ʃƪ^3^)
ばらの醍醐味は八重やカップ咲きだけではございませんわ。平咲きの一重にも、また別の美しさがございます( ꈍᴗꈍ)
赤いばらの中で存在感を主張するのは、ものすごく均整のとれたクレマチス。ばらを引き立て役にしてしまいそう(・o・;)
向こうに見える「とんかつレストラン ポレポレ」が気になりますわね...…(*❛‿❛)→🥩
どうやら赤いばら、それも一重の子を意識して植えているようです。ばら花壇といえば八重のゴージャス感あふれる品種を植えたがる所も多い中、ここはばらの魅力をちゃんと理解っている感じがして好印象ですわ(人*´∀`)。*゚+
多花性なので「ラ セビリアーナ」があると一気にばら花壇がにぎわいます。
二種類のつるばら、それも赤とピンクで割ってあります。赤い方は「カクテル」、ピンクの方は……
オベリスクやタワー仕立てにすると、まさに天上から天使たちがばらの花を降り注いでいるような姿になります( ╹▽╹ )
つる性、木立性、地這性、ひとくちにばらといってもいろいろな生態があり、ローズガーデンをつくる際はそれらにも熟知していなければなりません。適当に植えて適当にお世話をするだけでは真価を発揮してはくれない、それがばらですわ。
まあ、お家で楽しむくらいなら、好きなように育てて愛でればよいとも思いますけどね(*´ω`*)
うちにあるキリンソウ(多肉の方)もそろそろなんとか形を整えないと。あのトゲトゲが日々、通路に向かって伸びてきている気がいたしますので(・_・;)
みなさんは、香るばらといったら何色のばらを思い浮かべるでしょうか?
個人的には、こういったブルー系のばらは、香る品種が多いイメージです。紫や、青みがかった紫のばらに近づける機会がありましたら、ぜひ、その香りを試してみてください。独立した「ブルー香」と名付けられた特徴的な香りがするはずですわ。
(まあ、香りのほとんどないブルー系のばらもありますけど)
ブルーの香りを入門書として、他の系統の香りもわかるようになるとよいと思います。そうすれば、ばらを鑑賞する楽しみは飛躍的に広がるはず。
さて、今回の「ルドゥーテの庭:あらかわ遊園バラ花壇」に合わせる曲は、こちら。
日本の名曲を外国の方が歌う、第三弾。よく知っているはずの曲や歌詞でも、言語が違えば新鮮な驚きをもって聞くことができると同時に、元曲の良さというものを実感できる気がいたします。歌っているヘイリー・ウェステンラさんはニュージーランドの方。精力的な慈善活動でも知られておりますわね。
いかがだったでしょうか?
ひさしぶりにいわゆるローズガーデンではない、市井のばら花壇を特集しましたけど、区をあげてバラの街を推進しているだけあり、そのクオリティはトップクラスでした。路面電車の旅をしているということもあいまって、街中のばら花壇はどこかノスタルジックで、そこに暮らす人々の一員になったかのような気さえしたものです。
どうか、いつまでも、いつまでも、子供の楽しげな声が聞こえ、お年寄りたちがのんびり憩う、そんなあらかわ遊園でいてくださいませ。
それではまた、どこかのローズガーデンでお会いいたしましょう。
ごきげんよう〜