
ルドゥーテの庭:荒川二丁目南公園バラ花壇
私の最も好きな花、ばら。初夏を迎えるこの季節は次々とばらが咲きほころびます。しばし、私といっしょに南関東のばら園を散策いたしましょう!✧◝(⁰▿⁰)◜✧
今回も引き続き、東京都は荒川区を走る路面電車の旅となっております!

前回の下車駅「宮ノ前」駅から六駅。「荒川二丁目」駅で下車して住宅街の中へ入っていくと、ありました!「荒川二丁目南公園」。周りには商店もない、完全なる住宅街のど真ん中ですわ。


なぜ大当たり確定なのかと申しますと...…
どこかのお宅からピアノの音色が聞こえてくるんですの!こんなぜいたく空間がございまして?!





私、小さい頃は「たけなわ」のことを食べ物だと思っておりましたの。タケの部分はたけのこからの連想なんでしょうけど、ナワの部分はなんだと思っていたのでしょうね...…?


この公園のばらは、名札のついているものとついていないものがございます。なかばスパルタン・スタイルということですのね!
※スパルタン・スタイル...…樹木や花に名札がついていないこと。自分でなんとか調べなければならない、鑑賞者に厳しいスタイル

いったいどこのおうちからピアノの音が聞こえてくるのでしょうか...…

向こうに見える、比較的背の高い建物は、荒川区の防災センターですわ。ここに来られる方は、あの建物を目印にしてくるとよいでしょう。






実はここの前に、町家駅でも下車したのです。しかしすっかり建物の影になってしまっていていい表情が撮れなかったので早々にあきらめました。

レッドクイーン...…赤の女王ですか。強そう!


中輪、中香、ピンクの可憐な立ち姿。しかも多花性なので花壇を一気に華やかにし、いい香りで包んでくれる品種です。


きっと多花性ではないのでしょうけど、これほど並んでいるとクイーンだけの軍隊が作れそう。

まあ、チェスはさまざまな個性の駒があってこそ面白いのであって、全部クイーンだったらつまらないですけどね

「ピエール ドゥ ロンサール」と相場が決まっているようなものですけど、どうでしょう。


白ばらは順光で撮ると白く飛んでしまいがちなので、うまく逆光で撮るときれいに撮れる場合もありますわ。

たまには、雨の日とかにも訪れてみたいのですけどね。晴れ女の宿命か、お休みの日はたいてい晴れ。しかも雲ひとつない快晴の場合がほとんど。


最初から最後まで、ピアノの音は響いていました。反則級にすばらしい体験でしたわ~
さて、今回の「ルドゥーテの庭:荒川二丁目南公園バラ花壇」に合わせる曲は、こちら。
言わずと知れた名曲、「渚のアデリーヌ」ですわ。私も子供のころ、延々とこれを練習させられましたっけ...…あまり音楽の素養はなかったのか、それとも興味が薄かったのか、今では弾くことはすっかりなくなりましたけれども、私にとってピアノの練習曲といえばこれなので、今回どこかのお宅から流れてくるピアノの音色に、つい、懐かしくなってこれを選曲いたしました。

いかがだったでしょうか?
住宅街の中にひっそりとあるばらの花園、私がいる間もずっと、お世話をしている方がせっせと作業をしていらっしゃいました。ばらの街あらかわを名乗るだけあって、その取り組みは本物でしたわ。
いらっしゃるお客の層も、おそらくは近隣にお住まいの方でお散歩に来ているふうの方が多い印象──そもそも多くても七、八人しかいない──なので、ゆったりと見られます。

それではまた、どこかのローズガーデンでお会いいたしましょう。
ごきげんよう〜(^.^)ノシ
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