ルドゥーテの庭:宮前公園ガーデンエリア その②
「ノックアウト」系列は無印、ダブル、ピンク、つる性のもの、と知ってはおりましたけれど、レインボーにお目にかかったのは初めてです!中心部の黄色からピンクへの色変わりがきれいですわ~
その①でもお伝えしましたように、ボルデュールとは生垣の意。「カマユ」や「アブリコ」と違い「ローズ」としかついていないのは、これが基本のボルデュールだからということでしょうか?
ちなみに香りはダマスク系。フルーティ系だったらかんぺきでした
「シャリマー」はサンスクリット語で「愛の宮殿、神殿」の意。可憐な色と姿からは想像がつかないほど頑健で、病気に強い、初心者向けのばらのひとつですわ。
シャリマーって、香水でもありますよね。ほら、あの……ゲバラじゃなくって……なんと言いましたっけ……
この子は名札を見つけられませんでした。ブラッシュ系かしら。
ベージュ、茶、ピンクが混ざる渋い色合いのばら。その風格はまさに年代物、「ビンテージ」の名にふさわしいですわ
どうもこう……「サンライト」と聞くと「イエロー」が思い浮かび、さらに「オーバードライブ」と続けたくなってしまうのが重症のジョジョ脳ですわね……
ピエールエルメって、あのピエール・エルメですわよね。パティシエの。これもまたピンクとアプリコットの渋い系の色合いですわ。
香りは中香、ティー+スパイス。近づいて存分にスーーーーーハーーーーー
こちらも香りは中香、ダマスク+ティー系。系統の少しずつ違う香りを楽しませてくださるとは、ここの管理者の方々はなかなかの通ですわね……
直訳すれば「甘い人生」となりますけど、「よき人生」くらいの意味合いでしょうか。フェデリコ・フェリーニ監督の同名映画より取られました。人生の若いころと、年をとった頃とでは、きっと見え方も違うのでしょうね。
「ゴールデン ボーダー」は小中輪、とげも少なく繰り返し多くの花をつけるので、このような地植えのほか、鉢植えにも向きます。初心者にうってつけの品種のひとつですわ
あっ、「サンライト」と「レヨン ドゥ ソレイユ」で意味を揃えていらっしゃいますのね!今気づきましたわ!(@_@)
意味は「太陽の光」。エレガントな姿かたちを持ち、無農薬でも丈夫に育つという強健な品種ですわ。香りは、あるかないかといったところでしょうか。
さて、今回の「ルドゥーテの庭:宮前公園ガーデンエリア」に合わせる曲は、こちら。
数ある同曲のカバーの中で、女性カバーではしょうこおねえさんが私のイチ推しですわ!実は、入園してすぐにお寺を見た時に、なんとなく頭の中でこれが流れておりましたの(;´∀`)
いかがだったでしょうか?
う~ん、最高!正直に申し上げて、あまりよそさまには教えたくないくらいの秘密の花園ぶりでした!
地這性のばらを地植えにしてこんもりと盛り上げるスタイルは、お子様や車いすをご利用の方など、目線の低い方々への配慮が透けて見える優しい形。そのせいもあってか、あまり他のローズガーデンでは見ない品種も多く、なにより多花性の花がほとんどなので、お目当ての品種がしおれていた、なんて悲劇も起こりません。そう、これはまさにばらのレギオン!数こそ力ですわ!
蛇行する隅田川の穏やかな水面から治水の歴史を感じつつ、ばらを楽しむことのできる、荒川区 宮前公園ガーデンエリア。情報収集における自分の嗅覚を信じて行ってみましたら、思わぬ出会いとなりました。
それではまた、どこかのローズガーデンでお会いいたしましょう。
ごきげんよう〜