ブログ 毎日 続ける コツ
記事をぱぱっと書ける人は無条件に尊敬します。
どうも、ストゼロを愛する私です。
検索キーワードみたいなタイトルをつけましたけれど、本音です。
note指南にも書いてあるように「とりあえず書く」「続けることが大事」なのはわかります。更新頻度が低いと忘れ去られていきますからね。しかし人によってはこのとりあえず書く、という行為そのものが苦痛になる場合があるのも事実。私のように叩ける石橋はすべて叩いてからでないと安心できない完璧主義者には、とてもむずかしいことです。あとから手直しできるのがデジタルコンテンツの強みなのもわかっていますけど、世に放つときにはできるだけ読み物として体裁を整えたいのです。えてして完璧主義者は行動に移すのも結果を出すのも遅いものですが、その典型例と言えましょう。こんな状況に陥っている方、多いのではないでしょうか。
では、そんなあなたや私でもブログを続けるためには、いったい何をすればよいのでしょうか?
まず、ブログを続けるコツを列記して、それができていない原因を究明し、改善するための方法を探っていくことにしましょう。
1.基本の設定を決める・4選
・目的、目標をはっきり決める
何の目的も目標もなく、ただなんとなく書いているとまず間違いなく続きません。たとえば「日々のできごとをつづる」という目的を持ち、「それを一年間続ける」という目標を持てば、自分が書く内容や方向もすっきりします。
混同しがちな目的と目標ですけれども、目的は「進むべき方向」のようなもので、目標は「到達したい地点」のようなものだと覚えましょう。目標が定まらなければ進むべき方向がわからずに迷走し、目的もなく進めば目指す地点に到達するのは難しくなるでしょう。
今まであやふやでしたけれど、私の場合は「本の出版」「ライターになる」を目標に置き、「ライティングスキルアップ」「ライティングスピードアップ」「セルフブランディング」「情報をアウトプットすることによる記憶の定着」を目的として書くことにしました。
・メインテーマを決める
目的、目標が定まったら、今度はそれを実現するためのテーマを決めます。テーマはメインとサブに分け、自分が最も力と時間をかけて世に発信したいものをメインとします。そしてこのメインテーマは毎日更新しなくてもよしとします。
ブログ執筆において多くの人がつまづくのがこの「ちゃんとした記事にしたいがゆえに時間がかかる、その時間が取れない」ということだと思います。なので多くのブログ執筆指南で「完全でなくてもとりあえず出す」ということを推奨しているのでしょうけれど、不完全なものを出してそれを苦痛に感じるなら、自分が納得いくまで吟味して、推敲して、洗練したものを出しましょう!自分が真に想いをこめたものを安売りする必要はありません!毎日更新しなくてもよいのです!
私の場合は「人事考察を中心とした仕事術」をメインテーマにすることにしました。重く、固い内容になりますので、時間をかけてじっくりと書いていきます。
・サブテーマを決める
毎日更新するには、の話をしているのにどうして毎日更新しなくてもよい……という流れになっているのか。その答えは「サブテーマ」にあります。サブテーマとは、メインテーマの他に設定する、軽く、短く書けるものと考えていただいて結構です。趣味の話や雑記のようなものを設定するとよいでしょう。サブテーマはなんと言っても軽く、短く書けることが大事です。重く長い文章になってしまうようなら、それはサブテーマ向きではありません。
そしてサブテーマでもうひとつ大事なのは、「種類を多く設定する」ことです。種類を多くすることにより、今日は書きたい内容がひとつも見つからない、なんていうことを回避できる可能性が高くなります。しかしあまり野放図に数を増やすと、何について書いているのかよくわからない雑多なブログという印象を与えかねないので、ある程度方向性はしぼったほうがよいでしょう。サブで何も書いてこなかった私の場合は「お酒」「食べ物」「花」を当面のサブテーマにします。
・書く時間を決める
これにはふたつの意味があります。
ひとつは「書く時間帯を決めること」。一週間の中で集中して書ける日、一日の中で集中して書ける時間帯を決めましょう。ルーティーン化することによって、貴重な時間をだらだらと過ごして書く時間をいたずらに失ってしまうことを防ぐのが目的です。その時間帯になったら、それまでしていたことをすっぱりと止め、机に向かうようにしましょう。
いまひとつは「執筆にかける時間を決めること」です。書く時間帯を決めていても、思うように筆が進まないこともあるかもしれません。逆に、調子が良くて時間をオーバーしてもいくらでも書ける、ということもあるでしょう。ここでは「設定時間内に書き終えること」を目標とします。これは思考を言語化するプロセスを鍛えることにほかなりません。
いままで「書ける時に書く」スタイルだった私の場合は、出勤日だったら21時〜24時、休日だったら13時〜19時、21時〜24時と設定しました。
2.目的意識を持つ・3選
・仕事意識を持つ
ブログが続かない原因で少なくないと思われるのが「続ける理由が希薄」というものではないでしょうか。そもそも趣味で始めたものならば、気が向いた時にやればいいものなので、そこまで必死にかじりつくものではないのです。逆に言えば、必死にかじりつくほどの熱意があれば、それは毎日投稿するに値するものということになります。
では、そこまでの熱意を持てない場合はどうするのでしょうか?答は「仕事意識を持つ」、つまり「始めた以上やらなければならない」という意識を持つことです。先に書いたルーティーン化と近しいものがあり、決められた時間にあたかも出勤するように机に向かい、まるで勤務しているかのように記事を作成するのです。仕事であれば、熱意うんぬんなどと言っているヒマはありませんからね。
注意しなければならないのは、このやり方は一歩間違うとただの義務化になってしまい、ブログがイヤになってしまう危険性をはらんでいるということです。
・お金を稼ぐ意識を持つ
これにもふたつの意味があります。
ひとつは、生活費をブログでまかなうことによる意識の変化です。収入の割合の多くをブログが占めれば、おのずとやらざるを得ません。書かない=困窮生活ということになるからです。しかしこれは当然、諸刃の剣です。それも本職のライターになってようやく諸刃の剣であり、それまでは自分に向いている刃のほうが大きいとまで言えます。素人からライターを目指すなら、他の労働をしつつブログなりなんなりでライティングスキルを磨くのが安全でしょう。
いまひとつの意味は、お金をもらう=対価を支払ってもらうことによる意識の変化です。対価を支払ってもらうには、そのコンテンツがお金を出すに値するものでなければなりません。また、お金を払ってもらうことにより、自分の書いているもの、書いているという自分の行為に自信が芽生えます。noteのサポート機能はその感覚を覚えるのにも利用できるでしょう。責任感と自信を得るためにも、お金を稼ぐ意識を持つことは大事だと言えます。
・誰かのために書く意識を持つ
世の中にはいます。「自分のためにはがんばれないけど、誰かのためならがんばれる」という人が。
親しい友のため。
好意を寄せる相手のため。
愛する家族のため。
自分と同じ悩みを抱えた、名も知れぬ誰かのため。
もし、あなたがそういうタイプの人だったら、ぜひこの意識を持つようにしてみてください。
あなたのつぶやきからヒントを得る人がいます。
あなたの経験から答を見つける人がいます。
あなたの熱意で新たな発見をする人がいます。
あなたの吐露に心慰められる人がいます。
あなたの決意に勇気づけられる人がいます。
あなたの言の葉は、めぐりめぐって、いつか必ず、どこかのだれかの支えになるのです。誰かの言葉に心動かされたことがあるのなら、誰かのために書くことができるはずです。
ただしここに承認欲求が入り込んでしまうと、ひとりよがりのモンスターへと変貌する恐れがありますので注意しましょう。『あの人のために書いているのに反応してもらえない!誰もいいねをくれない!』と考えるのは危険です。あくまで無私の心を忘れないようにしましょう。多くのブログ執筆指南にも書かれているように、評価などあとからついてくるものです。
3.実践する前に把握すること・4選
・自分の頭がいつ活性化するのか把握する
書く時間を決めると先に書きましたが、実はそれ以前にやることがあります。それは「自分の頭がいつ活性化するのか」を把握することです。朝型人間、夜型人間などという言葉があるように、人は最もよいパフォーマンスを発揮できる時間帯がそれぞれ異なっています。朝、しっかりごはんを食べて、午前中からバリバリ仕事ができる人もいれば、夜、みんなが寝静まってから、ものすごい集中力を発揮する人もいます。
私は夜型で、午前中はあまり頭が働きませんから、執筆時間を午後に設定しました。
・自分がスプリンター型かスロースターター型か把握する
思い立ったら即 行動のスプリンター型なら、軽く短い記事を量産することに向いています。反対に、裏取りと地固めをみっちりしてからおもむろに動き出すスロースターター型なら、重々しく長い記事を書くことに向いていると言えます。まず自分がどちらのタイプなのか把握しましょう。
大事なのは、どちらかの記事しか書かないということではなく、得意な方を伸ばしつつ、苦手な方にも挑戦する、ということです。リピーターになってまた読みに来たくなるブログは、えてして長文と短文、重さと軽さ、シリアスとリラックスのバランスが取れているものです。自分のタイプを把握したら、ブログ全体を見渡した時に、はたして人が時間を割いて(お金を払って)まで読みに来たくなるバランスの編成になっているかどうか、確認しましょう。
・執筆の原動力(モチベーション)を把握する
書けなくなる原因のひとつには、モチベーションの低下あるいは喪失が挙げられます。閲覧数が少なかったり、誰からも反応らしい反応がなかったりして、共感が得られないと感じたり、本業が忙しくて執筆する時間が取れなかったりして(自分、なんでこんなことしてるんだっけ……?)となってしまうのは、ブログ開設初期には割とよくある現象です。
そんなときのために「なぜブログに書こうと思ったのか」その最初の思いを書き残しておきましょう。
どうしても誰かに読んでほしい思いがあったのでしょうか?
自分を表現する手段に飢えていたのでしょうか?
文章という形を与えることによって思考をまとめたかったのでしょうか?
心に留めておきたい大切な感情を残したかったのでしょうか?
私の場合は「現状に対する不満の備忘録」です。それを打破するための方法を思考し、記録するための手段として、未来への手引書として、ブログを書きたい!というのが主なモチベーションです。
・特定のテーマを書くときにはリスクを負うことを把握する
ここで言う特定のテーマとは、「お金」「成功」「医療」「人間関係」です。探せばもっとあるかもしれませんし、その他のテーマでも情報を発信するという行為にはそもそも責任がついてまわるものですが、この4つは特に気をつける必要があります。
共通するのは、誰もが興味のある分野、そして人の人生にとてつもなく大きな影響を与える可能性が高い分野だということです。楽して稼げる方法、カリスマ経営者になれるコツ、長年悩まされていた病に効く療法、あっというまに人気者になれる裏ワザ……などの記事を投稿すれば、読者は飛びつくでしょう。しかしこれらのテーマには絶対に成功するという保証は何もありません。なぜならこれらのテーマを取り巻く環境は非常に流動的で、時代や環境によって最適解が異なるからです。
もしこれらのテーマを主にして記事を書きたいのなら、まずは自分がそういった記事を見て、信用するに足るものかどうかをどこで見定めているのかに注意を払いましょう。くれぐれも慎重に!
4.小ワザ・6選
・記事の書き溜め(ストック)をつくる
毎日投稿を可能にするのは、毎日執筆することでしょうか?いいえ、必ずしもそうではありません!余裕のある時に、または調子のいい時に、何本かまとめて記事を作ってストックしてしまいましょう。ストック作成の基本は、サブテーマを複数本、です。メインテーマを2本以上書ければ大幅なアドバンテージを得られますが、そこまで無理することはありません。記事のストックは義務感や焦燥感を軽減する効果があります。
・記事の投稿時間を吟味する
せっかく投稿した記事でも、人の目に触れられることなく流れていったら、悲しいですよね。また、あまり興味のない層に見られてもたいして響かないかもしれません。そこで、記事を投稿する時間を考えてみましょう。いったい何時ごろに投稿すれば、興味を持ってくれる層にアピールできるのでしょうか。これは、記事の内容や性格により千差万別です。同じような傾向の記事が何時ごろに投稿されているかを見て、その流れに乗るか、もしくは逆を突いていくかの選択が必要になってくるでしょう。
・時間予約投稿を活用する
適した時間帯を見つけても、その時間帯に必ず投稿できるわけではありません。仕事をしている日中とか、食事をしている最中とか、机に向かう時間が取れないこともままあるかと思います。そんなときには、時間予約投稿を活用してみましょう。ストックした記事も、あらかじめ時間を決めて自動で投稿できるようにしておけば、焦りとは無縁でいられるでしょう。ブログサービスによっては時間予約投稿が標準装備されているところもあります。(noteは有料です)
・つぶやき機能、画像投稿機能を活用する
noteには記事の投稿の他に、140文字以内のつぶやき(短文)投稿機能と、画像を中心に投稿して255文字以内の説明文をつける画像投稿機能があります。
140文字以内というのはTwitterと同じで、かつTwitterへの連携機能がついていますので、Twitterユーザーの人は内容を重複させるのか、それとも使い分けるのかを先に決めておいたほうがよいでしょう。
画像投稿の255文字以内というのはInstagramの2200文字に比べるとだいぶ短いように感じますが、Instagramと違ってハッシュタグは含まれません。インスタ慣れしている人なら問題なく使いこなすことができるのではないでしょうか。
文章で身を立てたいと思う人ほど、これらの機能には頼らない!と、なりがちですけれども、ただの水増しなどとは考えず、ブログを彩る大切なパーツだと思って活用しましょう。
・長い記事は分割する/シリーズ化してマガジンにする
よそさまの記事を読んでいて、長すぎて頭に入ってこなくなった経験はないでしょうか?スクロールバーを横目に見て、(まだこんなにある……)と鼻白んだことは?よほど面白く、読み手を引き込むような文章を書ける名手でもないかぎり、長文を一気に読ませるような記事を書くことはむずかしいでしょう。
固い内容でしかも長すぎるな……と思ったら、そんな時は思い切って記事を分割してしまいましょう。読み手にも一息つく機会があれば、継続して読んでもらえる確率は高まります。現に私も今、この記事を分割するかどうか迷っています。(でもこのまま出しちゃう)
また、ただ分割するだけではなく、それぞれ独立させてひとつのシリーズにしてしまうのも手です。シリーズ化してそれ専用のマガジンを作れば、ブログは書きやすく、読みやすくなるでしょう。
・ブログサービス内のコミュニティに参加する
これは、おすすめできる人とできない人がいると思います。
人との交流が好きな人や、人とかかわることで新たな気付きを得たいと思っている人なら、ブログを続ける上でとても有用だろうと思います。
反面、人との付き合いがわずらわしい、ひたすら自分の世界を突き詰めたい、他人のブログは見る専、という人にはむしろ害になるかもしれません。
正直なところ、私もこういったコミュニティには入ったことがないので、今度ためしに入ってみることにします。
5.終わりに
いかがだったでしょうか?こうして、やったほうがいいことや、改善すべき点などを書き出してみると、心で思い描いていたときよりも、はっきりと理解することができるような気がしますね。
私は、ブログを続けることって、ひとつの財産になると思っています。備忘録であり、考えを明瞭化する装置であり、コミュニケーションのツールであり、私という人間を示すアイコンでもある。それが、私が寝ている時でも、お仕事している時でも、旅行している時でも、私という人間を世に紹介し続けてくれる。……私がこの世を去った後でも。
表現の手段は多々ありますけれど、文章こそは、多様な表現を可能にしてくれる手段の最有力だと私は思っています。
みなさんも、気負わずあせらず、ブログを楽しみませんか?
迷ったら、書けなくなったら、またこのページを開いてください。
私の正解があなたの正解とは限りませんが、いっしょにnoteの海を泳ぎながら、学び学ばれ、知り知られしていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう。