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ニュースつぶやき:「アントニオ猪木さんが闘った難病「全身性アミロイドーシス」とは?」

 昨夜は入手した本を読みふけって午前一時くらいまで夜ふかししてしまいましたわ……


 ごきげんいかがでしょうか、引き続きお嬢様月間のわたくしです。



 昨日10月1日、アントニオ猪木こと、猪木寛至さんがお亡くなりになりました。79歳でした。



 猪木さんが戦っていた病魔の名は「全身性アミロイドーシス」。アミロイドという繊維状のたんぱく質が全身に、あるいは特定の臓器に沈着し、機能を障害するというものです。直接の死因は心不全ということでしたから、心臓に多く沈着していたのでしょうね。

 国内の患者数は約2000人、発生の機序は不明、治療法は未確立、長い療養期間が必要と、難病の条件をすべて満たしている強敵です。

 病気というものは、恐ろしいは恐ろしいのですけど、生きている以上、常に健康と背中あわせで存在する、命にとっての宿命のようなもの。まったく病気にならない──細菌やウィルスにも冒されず、DNAの暴走も起こらない、完全に健康な体というのは、それはそれで不自然な気がします。

 ふだんどおりに暮らしているわたくしたちだって、実は健康だと思いこんでいるに過ぎないのかもしれません。与えられた体で生きていくしかない……そこに、生命の悲哀と儚さと、だからこその尊さを感じますわ。

 神の目から見れば、この地球に棲息するものの生き死になど、ただの統計に過ぎないのかもしれません。それでも、現在進行形で難病と戦っている人たちのことや、いつか予告なく自分に降りかかるかもしれない病のことを考えると、神の意思に反して精一杯あらがってやろうという気になります。


 不勉強にして猪木さんのことは『1!2!3!ダァーーーッ!!』『元気があればなんでもできる!』のプロレスの人、ぐらいの理解でしかありませんけれども、闘病の様子を包み隠さず、You Tubeで配信なさっていたとは、真に頭が下がります。長きにわたる闘病生活、おつかれさまでした。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。






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酎 愛零(ちゅう あいれい)
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