新卒で就職せずにワーホリに来た価値はあったのか
こんにちは、Manamiです。
オーストラリアにワーホリに来て、4カ月目を迎えようとしています。
過去に2度留学経験がある私ですが、留学とワーホリは全くと言っていいほど別物だなとワーホリに来てから感じています。
それと同時に、ワーホリで生活しているからこそ感じたこと・気づいたことなどもあります。
いいこともあれば、マイナスな気持ちになることもあり。ワーホリ生活4カ月を振り返ると、どちらかというと大変なことの方が多いかもしれません。笑
…と、それなりに色々海外で経験はしてきて&同級生と話す中で、たまに感じることがあります。
「新卒ブランドを捨ててまでワーホリにきて良かったのかな。」ということ。
今日はそんな話をしたいと思います。
本題に入る前に、初めて私の記事を訪れてくれた人のためにザックリと自己紹介したいと思います。
すんごくザックリ海外経験を語るとこんな感じです。
私の場合、昨年の3月に大学を卒業し、カナダでCoop留学→オーストラリアでワーホリという感じなので、来年(2024年)日本に帰ったころには同級生は社会人3年目になります。皆カッコイイ、、✨
それでは、「新卒で就職せずにワーホリに来た価値はあるか」について私が個人的にどう思うのかお話しして行きたいと思います🌻
結論:来てよかった
結論から言うと、私は新卒ブランドを捨ててでも留学に行って良かったし、今年ワーホリにきてよかったと思います。
以下にその理由を列挙します。
◆就職困難でも、後悔がないと思える。
新卒入社かワーホリかで悩んでいる場合、最も気になるのは帰国後の職探しに困らないか、ということだと思います。
私の場合、まだワーホリから帰国していないのでそこまではまだ分かりませんが、来年帰国して、もし就職にてこずったとしても、この選択に対して後悔は全くしないと感じます。
ただ、正直失ったものもでかいと感じるのは確かです。
例えば、新卒で入社した場合、同期ができるし、研修だって受けられると思います。
大学の同級生たちと「あれ大変これ大変だよね~。でもなんだかんだ頑張ってて私たちすごいやん。」と居酒屋で話す、この謎に尊い時間もありませんでした。
それでもこの道を選んでよかったと思えるのは、”今”来ていなかったら、きっと後悔していたと思うからです。
社会人1年目に「海外に行っていたらどうなってただろう」と、現状に満足せず、タラレバが起きていただろうと思います。
それに、私の場合、大学4年生になっても、自分が就活しているイメージが全くと言っていいほどわきませんでした。周りがどんなに就活していても、私もやるべきかな、なんて気は1mmも起きず、全く就活をやっていません。逆に、海外にいる自分は想像できました。
想像してみて、自分が1番しっくりくる選択をしたという感じでしょうか。
就職困難になるとしても来たいんだ!と思うならば来てみるのが正解なのかなと思います(^^)/
◆自分の人としての経験値が上がった。
フルで正社員として働く前に、自分の経験値や自分の知っている世界が広がったのは良かったと思います。
留学中やワーホリ中、留学から帰国しワーホリに行く間など、色々な仕事をし、色々な国籍・年齢・バックグラウンドを持った人達と出会いました。
例えば、上記全てを経験する中で、自分はHRで働くことや広報(発信すること)が好きなんだと気づくことができました。
初めてそれに気づいたのが、大学4年時にしていたインターン。留学費を稼ぐ+将来を見据えて1年ほどWebマーケのインターンをしていました。そこで、採用広報を担当したのですが、楽しさを覚えました。
その後Coop留学では国際ビジネスを学び、その中でも1番興味を引いたのがHRの分野でした。
また、帰国後、ワーホリの資金集めにとある会社の人事部と日本語学校の学生サポートとして働きましたが、その中でも、私は人をサポートする仕事や採用広報の仕事が好きなんだと気づきました。
こうしてnoteで海外生活や自分の考えについて発信しているのも、日本で暮らしていたらやっていなかったと思います。
そう思うと、色々経験したり、日本という1つの国だけの文化や考え方に縛られることなく、自分の「私はこれは好きじゃない」「私はこういうことに興味があるんだ」を発見できたのは、すごくよかったんじゃないかと思います。
◆来年「就職したい」と心から思うようになった。
2年前までは、自分が何がしたかもわからず、正社員として働いている自分もイメージできずでしたが、卒業してから自分の好きなように生きていく中で「来年は日本に帰って就職したい」と思うようになりました。
働いている周りの同級生たちがキラキラして見えたのもあると思いますし(もちろん大変なこともありそうですが)、2年ほど海外に住んでみて「日本て素敵な国だな」と感じたのもあると思います。
また、上記で話したように、どんな仕事だと自分がワクワクするのかがなんとなくわかってきたので、会社の中で活躍してキャリアウーマンとして働いている自分を想像すると、なんだかカッコよく見えて楽しみになっています。
良くも悪くも、自分が全くいいと思わないことはできないタイプなので、就職したいという気持ちを持って来年就活できるのは自分的に、すごくプラスかなと思います。
◆今年来ることでしかできない経験ができている。
私の場合、少し稀なケースかもしれませんが、パートナーと一緒にワーホリに来ています。
彼や私のキャリア、2人の人生設計を考えると、今後1年間海外で暮らせるというのは、よほどのことがない限りないと思うので、そういった意味では今ワーホリに来ることでしかできない経験ができているので良かったと感じています。
今にこだわらなければ、後回しでも良い。
一方で、今にこだわらないのであれば、いったん就職してからくる選択が1番いいのではないかと思うのも事実です。以下が理由です。
◆コロナ明けの今、職探しがものすごく大変
というのも、今年ワーホリをしようと考えている方に言いたいのが、今はものすごく職探しが大変な時期だということです。
コロナ明けで流入数が急激に増えていることに加え、コロナ処置としてコロナビザ(オーストラリアの場合)というのが発行され、1年で帰国するはずだった人がまだオーストラリアに合法滞在しているという事態が起きています。
出ていくべきはずの人々が滞在し続け、かつ流入は増えている。そんな状況なので、職探しが本当に大変です。
◆経験があるほど希望の職につける
日本の新卒制度、就活文化は良いところ悪いところありますが、実務経験がなくとも就職先が決まるというのはなかなか恵まれている制度なのではないかとも思います。
海外(特に欧米)では、経験がかなり重要視されます。ビジネス企業だけでなく、レストランやカフェで働くにも経験重視です。
経験がなければアルバイトさえ見つかりずらいです。
海外で、オフィスワークやビジネスに携わりたいという方であれば、なお、経験が重視されるでしょう。
しっかりと社会人経験を積んでから海外に来た方が、希望の職につけるチャンスは大きいです。
◆新卒で得られる経験は大きい
私は社会人経験がありませんが、周りの友人の話を聞いていると、新卒で会社に入る経験はものすごく貴重なんじゃないかとも思います。
研修期間がしっかり設けられていたり、そこで同期と仲良くなったり。
「わからない」を前提として、社会人や一社員としてのノウハウを一から教えてもらい、そこでできた同期と一生の関係になる。
これは新卒でしか味わえない社会人としての楽しみ方かなと感じます。
なので、上記を踏まえ、特に今にこだわらない場合は、一度社会人経験をしてから海外に行くというのもありかと思います。
◆金銭的余裕があるのとないのでは充実度に大きな差が出る
金銭的余裕は、海外では特に心の余裕に比例します。
また、様々な見解はあると思いますが、私個人の考え方としては、お金があればあるほど経験できることが増え、楽しい海外生活が送れるのではないかなと思います。
例えば、私は留学中に友達と遊びに出かけたり、旅行に行きたいタイプです。
お金に余裕があれば、行きたい時に行きたい所にいけるし、旅行にだっていっぱい行けます。
もちろん、生活費を節約したり、限られた中でいかに楽しく生活するかを考えるのも楽しいです。
ただ、金銭に余裕があれば、節約生活を楽しみたいならする、旅行したいならする、好きなように選択ができます。
旅行したいのにお金がないからできない。違法の賃金で働かされてるのに職探しする余裕がないから離れられない。この留学プログラム参加してみたいのにお金が気になってできない。
こういった事態を防げます。
そういった意味では、社会人としてフルで働き、お金にかなり余裕を持たせてからくるというのもいいのではないかと思います。
新卒を蹴る場合、日本で何かしらの実績は作っておくべし!
これは私の個人的な意見ですが、新卒ブランドを捨ててまで海外に行く場合、ワーホリに行く前に日本でなにかしらの経験は積んでおくといいと思います。
例えば、大学在学中に長期インターンをしたり、資格を取ってみたり、何か将来の自分のキャリアに繋がることができればいいのではないかと思います。
私がこう思うのは以下2点の理由からです。
・帰国後の就活に役立つ
・海外での就活に役立つ
◆帰国後の就活に役立つ
私は、海外生活を通して、色々な国の人と出会いました。
その人たちとの交流を通して、やはり日本の新卒制度にはあまり納得のいかない部分もあります。
大学卒業後に就職する道を選ぶのがあたかも普通で、どんな理由であれそれを逃すと不利になるぞ。と言われているようにも感じてしまいます。実際に友人からそのような言葉を言われたこともありました。
(もちろん、上記で述べた理由から、すごく良い制度だなとも思うし、大学卒業後に就職した知人を心から尊敬しています。)
ただ、そんなことばかり言ってもしょうがないんですよね。
私が自分で日本で就職するのを選んだのであって、日本では新卒を重んじる傾向がある。新卒ブランドという強いブランドを自ら捨てたからには、それに見合う何かしらの実力をつけなければ自分をアピールできないのかなと思います。
それも踏まえて、海外に挑戦する前に日本で自分が何をすべきかを選んだらいいのではないかと思います。
◆海外での就活に役立つ
先ほども述べたように、海外は経験重視の国がほとんどです(日本のようなメンバーシップ型雇用ではなくジョブ型雇用ゆえ)。
レストランで働きたいのならば、レストランでの実績を作っておく。オフィスで働きたいのならば、オフィスで働き、面接で話せるような実績を作れるよう頑張ってみる。
レストランで働いていました。オフィスで働いていました。
これよりも「ここでどんなことを自分は頑張って、こんな風に貢献しました」と言える方が強いです。
例えば、実際の話ですが、社会人経験をする前にワーホリにきた私の知人で、日本でとった資格やアルバイト経験から、オーストラリアの弁護士事務所や某総合商社(超有名な!)から内定をもらい、パートタイムで働いている人もいます。
しっかりと日本で「これは自信があります」とい言える経験をしてくることが大切なのかなと思います。
まとめ
予想以上に長くなってしまいましたが、結局何が言いたいのかというと、
今行くべきだと思うのならば今行くべきだし、絶対に行きたい気持ちはあるけれど新卒で入る経験も大事だと思うなら、いったん働いてみてからワーホリを考える。
これでいいんじゃないかと思います。
海外で頑張ってみたいという気持ちというのは中々消えるものではないので、就職しても行きたければ絶対行くチャンスはあります。
大学時代から留学に行きたいと言っていて、新卒入社した友人は、今年会社を辞めてカナダにワーホリに行くそうです。
私の場合は、昨年、一生の友達だと言える親友をカナダで作ったりアメリカにもたくさん旅行に行き、今年はというと恋焦がれた大好きなオーストラリアで大好きな人と生活できているので、この選択に全く後悔はありません。
正直オーストラリアでの職探しはかなり苦労しましたし、体力的にもしんどくてつらいと思ったことが何回もありましたが、それでも「新卒で働いとけばよかった」と思うことはありません。
もしかしたら、来てみて「思ってたのと違う。日本帰りたい。」と思うかもしれませんが、それはそれで経験になります。また、叶ってもいない海外生活への憧れを抱きながら日本で生活するよりもいいんじゃないかなとも思います。
皆さんが最も幸せな選択ができるよう、応援しています(*^^*)