女性の恋愛アドバイスを絶対に聞いてはいけない理由の事例
女性が男性向けに語る恋愛アドバイスは"100％""絶対に"聞いてはいけないと定期的に言っています。
TikTokを眺めてたらちょうど良い教材を見かけたので、この方の発言を使って「女性の恋愛論がいかに的外れか」を説明しようと思います。
定期的に、恋愛に関するノウハウを発信している、フォロー8万人のTikTokerです。
では、さっそく彼女の発信している内容を調べてみます。
教材：ちゃくら🌸💘 プロフィール
武蔵大学
社会学部 社会学科 4年 林ゼミ（林 雄亮 ハヤシ ユウスケ？）
3167091 永山 桜
卒論：「現代女子大生の恋愛事情〜なぜクズ男が駄目なのか〜」
卒業論文で「なぜクズ男が駄目なのか」をテーマに研究したことをフックにして人気になったであろうアカウント。卒論で恋愛事情について研究する人は珍しい（こんな論文で卒業できるのは人文系だけ）ですし、若くてルックスの良い元女子大生なのでTikTokウケしそうです。
ちなみに卒論の基準は2万文字以上らしい。ブログ数記事分。
卒論：「現代女子大生の恋愛事情〜なぜクズ男が駄目なのか〜」
卒業論文を読みたかったのですが、探しても見つかりませんでした。一般公開はされていないようです。研究成果は個人の実績にもなるのですが、なぜ公開してくれないのでしょうか。
ということで、TikTokで卒論の内容を離している投稿を見ていきます。
動画で見たい方は「@sakuradayoon」の一番古い投稿から探すとあります。
忙しい皆さんのために、文字起こししておきました。動画10本分くらい。
クズ元カレに沼りすぎて書いた私の卒論を公開していきます。
まず、クズ男がなぜダメなのかを調べる前に、先行研究が必要なので、そちらから公開していきたいと思います。
先行研究は以下の5つです。
1. ロマンティックラブイデオロギー
2. 恋愛と結婚
2. 現代の結婚と恋愛観
3. 現代の若者が恋愛離れしていると言われる要因
4. 告白文化とセフレ
一つずつ説明していきます。
男性は生まれつき狩猟本能がある生き物で、恋愛でも常に女性を追いかけたいという性質があるそうです。男性は多かれ少なかれ、体の関係をゴールや目標としている部分があるらしく、そのような狩猟本能が旺盛なハンターである男性は、簡単にエッチして手に入れたものを大切にはできないそうです。逆に、時間をかけてハントしたものには達成感があり、大切にするとのことなので、付き合ってすぐエッチはしてはいけないそうです。
次に、ロマンティックラブイデオロギーについて説明します。ロマンティックラブイデオロギーとは、18世紀から19世紀にかけて西洋で誕生した、恋愛と結婚と性行為の3つを結びつける考え方のことです。この考えが流行する以前は、政略結婚がどの世界でも当たり前で、結婚と性行為は一族を増やすためのものだったので、結びついていなかったそうです。光源氏や江戸時代のことですね。
ロマンティックラブイデオロギーは、結婚相手としてふさわしい相手に抱く感情を恋愛感情として規定しています。そのため、結婚相手としてふさわしくない相手との関係は偽物の恋愛として、社会的にも好ましくないとされています。つまり、結婚を考えていない恋愛はすべて好ましくないという考えです。そのため、日本でも恋愛のゴールは結婚という考えが普及しました。
しかし、今の時代、全員が付き合っている相手と絶対に結婚したいと思っているわけではありません。そのため、現代ではロマンティックラブイデオロギーの考えが中途半端になっていると思われます。つまり、クズ男との恋愛がダメだとは言えないのではないでしょうか。
次に、恋愛と結婚の関係について説明します。今の時代、恋愛は完全に自由なものです。誰と恋愛しようが個人の自由で、法律で恋愛相手を制限されることはありません。一方、結婚は人を拘束してしまいます。結婚したら、その人との関係はずっと続けなければいけませんし、新しい人との恋愛は不倫として社会的に好ましくありません。恋愛は完全に個人の自由とされているのに、結婚と結びつくと完全に自由ではなくなってしまうのです。
昔は、結婚と恋愛は別物だと考えられていました。結婚していても、新しい人との恋愛は全然OKで、不倫も全然オッケーでした。むしろ、それが美しい恋愛だと考えられていた時代もあったそうです。しかし、ロマンティックラブイデオロギーの考えが誕生し、性と結婚と恋愛の3つが結びついたため、既婚者の新しい恋愛は認められなくなりました。そのため、自由とされていた恋愛が結婚と結びつくと、完全に自由ではなくなってしまうのです。
以上が、恋愛と結婚についての先行研究でした。恋愛と結婚は矛盾しているとも言えますが、一概にそうとも言えないような気がします。次の章では、現代の人の恋愛と結婚観について詳しく見ていきたいと思います。
昔は不倫が公認されていたからといって、それを良いと思ってはいけませんよ。
いや、読書感想文なんよ。
ずっと、どこかの恋愛本から引用しているだけで、論文としての内容が一向に出てこない。研究結果から得られた結論や主張に対して反論しようと思っていたのだが、そもそも彼女の主張がまったく見当たらないのだ。
つまり、卒論の「現代女子大生の恋愛事情〜なぜクズ男が駄目なのか〜」というタイトルに対して、本題に関連する部分が見つからなかったのである。
もしかすると、すべての動画を見たり、他のSNSアカウントで公開していたりする可能性はあるのかもしれない。だが、動画を10本ほど見た時点ですでに中身が薄すぎて、これ以上深く掘り下げる気力がなくなってしまった。
申し訳ないが、僕にはこれ以上付き合う余裕がない。
先行研究と書籍を見てみる
ずっと他人の書籍（先行研究）を抜粋しているだけなので、引用元の書籍を確認。
とは言っても、彼女が具体的にどの書籍・著者・論文から引用しているのかもよくわからないので、あいまいな部分は一般論で語る。
ロマンティック・ラブ・イデオロギー
ロマンチック・ラブ（英: romantic love）とは一対一の２人の間で結ばれる純愛を指す社会学上の概念である。
もうダメじゃん。
恋愛とか「なぜクズ男は〜」みたいなテーマを論じるにあたって、社会学や女性学で語られる概念を参考にしたらダメじゃん。
「社会学的にはこう解釈できます」みたいな話になるだけで、答えや理屈は出ない。
現代の結婚と恋愛観
どの書籍のことかわからない。
現代の若者が恋愛離れしていると言われる理由（要因？）
これもわからない。
告白文化とセフレ
これもわからん。
（ちょっと待て、論文の内容に主張がないどころか、研究にあたって使ったと言ってる先行研究もまともに公表してないじゃん。正確な名称と著者名を教えて欲しい……人文系の恋愛ポエム論文とかゴミの山のように出てくるので探せないです……）
ちゃくら🌸💘がおすすめしてる書籍
リンクで紹介している書籍は把握できる。
女性向けとして紹介されている書籍：
神崎 メリ（かんざき めり、1980年 - )は、日本の恋愛コラムニスト。「男心に寄り添いながらも、媚びずに女性として凛として生きる力」をメス力（めすりょく）と名付け、関連本を刊行している。
水野 敬也（みずの けいや、1976年11月26日 - ）は、日本の作家。
「夢をかなえるゾウ」の人。
NY在住。脳科学者。著者。東大院で博士号を取得→NYの脳科学研究所勤務→溺愛コンサルタント 王様のブランチで紹介された著書「『溺愛理論』27のルール 」他2冊。
ね？もう書籍の選択がアレでしょ？
男性向けとして紹介されている書籍：
このリストはパット見で霊感が働いた。ちゃくら氏はたぶん、男性向けの書籍は読んでない。読んでても内容を理解していないはず。男に売れそうな本を並べているだけ。
女性の恋愛アドバイスは「読書感想文」を「研究論文」と言っちゃうレベルの認識で行われている
記事の冒頭で、
この方の発言を使って「女性の恋愛論がいかに的外れか」を説明しようと思います。
と言ってたのだが、本格的に内容が無さすぎて反論できませんでした。
とりあえず、一通りリサーチした結論としては、ちゃくら氏のように大学4年間の集大成である卒業論文を書くために研究した女性ですら、こういうフワッとした恋愛本の知識しか持ち得ないことがわかります。
「恋愛本を〜10冊くらい読んだ」ことを研究と言っちゃうのが、恋愛論を語る女性の実態です。
ということは、ほとんどの女性が語る恋愛論の中身は、「恋愛系自己啓発本を1〜2冊読んだ」とか「憧れの女性インフルエンサーのブログを読んだ」とかで出来ているわけですね。
「女性の恋愛論が男性にとって有益でない」理由は、いろんな角度から説明できるんですが、今回のリサーチ対象においては、核心部分の説明にまで至ることができませんでした。また別の機会で説明したいと思います。
まとめ
女性の恋愛アドバイスとか、女性の恋愛コンサルとかは絶対に真に受けてはいけない。
女性が恋愛論を語っていたら、「そうなんだーなるほどー」と適当に相槌を打って、セックスするのが一番。
ちゃくらさんは若くてかわいいので、恋愛系インフルエンサーよりもセフレに向いてると思う。
追記：武蔵大学 の時点でヤバい
武蔵大学の人文系はフェミニズム活動で様々な問題を指摘されています。そんな武蔵大学を出ていることからも、「あ、こいつの話は聞いてはいけない」と気づくアプローチ方法でも良い。
男性諸君はかわいい顔に騙されないようにしてください。でなければ、こんなクソ論文で学生を卒業させる大学教授みたいなチン騎士になってしまいます。
北村紗衣先生（武蔵大学准教授）は草津町の件で一体何に謝罪したのか https://anond.hatelabo.jp/20221117054344