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クリスマスに読みたい本【ラスト!ではなく】

クリスマスですね。
ラストは「34丁目の奇跡」。
ひとりの「自称」サンタクロースである老人ホームに住むおじいさんが巻き起こした幸福な奇跡の物語です。

 実は、この記事は12月8日に書いています。
少し前から、イブとクリスマス当日は、ちょっと特別な本を紹介したいなと思っていました。
 でもその時には、すでに「特にお気に入りの本」をかなりお披露目してしまっていたので、困っていたところ、この本と再会したのです。
 すぐに物語を思い出しながらひきこまれ、最後の日は、この本を紹介しようと決めました。

 物語の舞台は、アメリカのマンハッタン。
自分をサンタクロースだと言い張るおじいさんが老人ホームから追い出されるようにして出、サンタクロース役を必要としていた百貨店に雇われる。
そして周囲の悩みをかかえる人々の心を変えて、幸せへと導いてく。
けれどある日、彼のことを、自分をサンタクロースだと思い込んでいるだけの病人だと告発する人が現れ、自体は彼がサンタクロースか否かを争う前代未聞の裁判になる。

 この本は、同名映画の封切とほぼ同時に発売された、元は映画のために考えられたお話だそう。
どこか華やかな舞台背景、いきいきとした場面展開は、そのせいでしょうか。
 そのことに驚きはありませんが、お話が生まれたのが1944年、本と映画が人々に披露されたのが1947年と、第二次世界大戦が終わってすぐのころというのには驚きしかありませんでした。

 以来70年以上も愛され続けているクリスマスのお話。
人々の生活も、ライフプランも、国との関わりも、急激に変化した70年。
その間変わらず愛され続けた物語は、それもまたひとつの奇跡なのかもしれません。
 読了は、60分くらいでした。

 さて、皆さま。
この記事をここまでお読みいただき、ありがとうございました。
ここまで1か月お付き合いいただいた方は、本当にありがとうございます。
皆様のもとにも、奇跡のように素敵なクリスマスがおとずれますように!
 (願わくば、私自身にも)
メリー・クリスマス!!

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↑というのを12月8日に書いていたのですが、
せっせと集めたのに読めていない本があるので、クリスマス過ぎてますが、まだしばらく続きます。

毎日更新ではないですが、年末とお正月も特別な本が読みたくなるので、
そちらも別途記録したいと思います。

ひとりで「クリスマスの本をいっぱい読みたいな」と思っていた時は、毎年読めないまま過ごしていたのに、今年はすごく読めたのは、こうして記録する場をお借りできたからだと思うので。

正直、「なんでこの忙しいのにこんなことやってるんだろう?」と思ったり、「この本、のんびり読めたら幸せなのに、なんでこんな電車でサクサク読んでるんだろう…もったいない」と思ったりすることも多かったのですが、おかげで普段は読まない本に出合えることも多くて、楽しいことのほうが断然多かったです。
「スキ」いただいたら、同じ本を好きな方がいるのかも!と嬉しくなったりしていましたし。

1か月、つづけられたのは、ほんとうにnoteの場があったからだと思います。

今後も、ゆるゆる場所をお借りして、本の記録をしたいと思っています。
またどこかで、お会いできると幸せです。

ではでは。
ありがとうございました。

 

------------------*----------------------*------------------------------------*-------【本メモ】

タイトル: 34丁目の奇跡

著: ヴァレンタイン・ディヴィス (Davies, Valentine)
訳: 片岡, しのぶ
PUB: 東京 : あすなろ書房 , 2002.11
PHYS: 163p ; 20cm
VT:OR:Miracle on 34th street
NOTE:原書は、同名映画とともに1947年アメリカで発売された
NOTE:この翻訳本は、初版復刻版(2001年刊)を基にした
ISBN:4751521926

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*タイトル画像は「みんなのフォロギャラリー」からお借りしました。
 ありがとうございます。

*表紙画像の著作権が心配なので、Amazonのリンクを貼っています。

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