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クリスマスに読みたい本【29】
今日は、ターシャ・テューダーの「喜びはつかむもの」。
「喜びはつかむもの」というタイトルで、やられました。
ターシャ・テューダーという人は、まさにそうやって生きていた人ではないでしょうか。
ニューイングランドで育ったターシャは、絵本作家であり、広大なナチュラルガーデンの作り手としても有名です。
その古風だけれど素敵な生活は、人々の憧れでした。
どこかのインタビュー記事で、庭を訪れた人が「自分もこんなふうに暮らしたいけれど、とても無理だ」というと、ターシャは「やってみればできるけれど、あなたはやらないのでしょう?」と応えていたのを見た気がします。
穏やかで優しいけれど、強くたくましいひとなんだなと思ったのを覚えています。
そんなターシャが選んだクリスマスの詩や物語、伝説について書かれた前半と、ターシャがつくりだしていた彼女の家庭のクリスマスについて描かれた後半で構成された本。
モミの木を切りだしたり、ろうそくで飾ったり、アドヴェントカレンダーをつくったり、マリオネットまで自作して人形劇のショーを開催したり。
ターシャの喜びにあふれたクリスマスの様子は、興味深く、楽しかったです。
どこかイギリス的だけど、ターシャ独自の雰囲気も強くて。
古典的な、上品でかわいらしい絵が素敵な一冊です。
読了は、40分くらい。
子どものための読物というより、大人の、同じようなものを尊ぶ女性が心ひかれる1冊だと思います。
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タイトル: 喜びはつかむもの : ターシャ・テューダーのクリスマス
作:ターシャ・テューダー (Tudor, Tasha, 1915-2008)
訳: 内藤, 里永子||ナイトウ, リエコ
PUB: 東京 : メディアファクトリー , 2010.10
PHYS:40p ; 23×29cm (横長)
VT:OR:Take joy!
NOTE:原著の著作権年: c1966
ISBN:9784840135603
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*タイトル画像は「みんなのフォロギャラリー」からお借りしました。
ありがとうございます。
*表紙画像の著作権が心配なので、Amazonのリンクを貼っています。