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クリスマスに読みたい本【41】
新年2冊目のクリスマス本は、大学のオカルト研究会がメインの幽霊がらみの日常の謎的ミステリ・シリーズ「ホーンテッド・キャンパス」2冊目収録「幽霊の多い居酒屋」です。
クリスマス・イブ、オカルト研究会の面々はみんなで飲み会。
そこで紹介された他大学の学生が、彼の所属するサークルでよくいく居酒屋に幽霊が出るという。
彼のサークルのメンバーたちはおびえる彼を笑い飛ばし、居酒屋でも普通に楽しそうにしているが。
「ホーンテッド・キャンパス」のシリーズは、主人公の八神くんと真面目な美少女こよみちゃんのじれじれ恋愛を楽しみつつ、オカ研メンバーたちのわいわいした大学生ライフが楽しいシリーズです。
が、幽霊関係の謎を解くと、そこに絡んでいた人間関係はわりと重くて暗いことが多いのですが、この謎は比較的あっさりで、後味も悪くない。
そして両片思いのふたりがささやかなプレゼントを、何気なさを装って交換するのとか、めっちゃ好き。
サークルメンバーでクリスマスに飲み会、とかも大学生っぽくて楽しそう。
共学うらやましいというと、共学出身の子たちには「すべての共学の人間がこんななわけないだろ」といわれますが、女子校育ちなのでこういうキャンパスライフとか憧れです。
読了は、短編なので10分くらい?
現在Kindle unlimitedでは読み放題なので、属性がある方は、ぜひ。
(お正月早々、Kindle unlimitedがびびるほどの充実ぶりで沼から出られません……)
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タイトル: 幽霊の多い居酒屋(「幽霊たちとチョコレート」収録)
著者:櫛木, 理宇(1972-)
PUB: 東京 : 角川書店
PUB: 東京 : 角川グループホールディングス , 2013.1
PHYS:p130-181 (全体は310p) ; 16cm
VT:VT:Haunted campus
PTBL:角川ホラー文庫 . ホーンテッド・キャンパス ; く5-2
ISBN:9784041006634
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*タイトル画像は「みんなのフォロギャラリー」からお借りしました。
ありがとうございます。
*表紙画像の著作権が心配なので、Amazonのリンクを貼っています。