クリスマスに読みたい本【37】
クリスティ2冊目。「ポアロのクリスマス」。
ポアロのクリスマスものは他にもありますが、長編はこれだけじゃないでしょうか。
お話は、12月22日から28日までのクリスマス前後の1週間。
お金持ちで傲慢で、家族を支配しつついじめるのが好きな老人が殺される、という事件が起こります。
最初にかけつけたのは、警部。そして後から我らが名探偵エルキュール・ポアロも合流します。
はたして犯人は、父親を慕っていた長男と、夫を愛するその妻なのか。お金遣いの荒い次男夫婦なのか。帰還したばかりの放蕩息子なのか。母を虐げていた父を憎んでいる弟とそのしっかりものの妻なのか。あるいは不審なところのある使用人?初めて会う姪っ子?老人の旧友の息子を名乗る若い男?……あるいは、彼ら以外の、だれか?
非常にベーシックなお膳立てですが、解説をよむと、ひげの老人、真っ赤な血、密室という状況はサンタクロースを表しているのではないか、とのこと。
そんな見立ては嫌だけど、お話自体は、のんびり読めるミステリで、最後は大団円(殺人事件でこういうのもなんですが)っぽくて、好きです。
のんびりゆったり読んでいたので、読了は100分くらいかな。
ちなみに、前に読んでいたのは、こちら。
1か月以上まえですね。時が立つのが早い!
クリスティは、もう1作読もうと思っています。
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タイトル: ポアロのクリスマス
著者: アガサ・クリスティー(Christie, Agatha)
訳: 村上啓夫
PUB: 東京 : 早川書房 ; 2003.11
PHYS:473p ; 16cm
VT:OR:Herucule Poirot's Christmas
ISBN:9784151300172
NOTE:原書の著作権年: c1939
PTBL:クリスティ文庫 . ポアロ ; 17
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*タイトル画像は「みんなのフォロギャラリー」からお借りしました。
ありがとうございます。
*表紙画像の著作権が心配なので、Amazonのリンクを貼っています。