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クリスマスに読みたい本【19】
今日は、これ。薬師寺涼子の怪奇事件簿シリーズから「白魔のクリスマス」です。
正直、今回は、おすすめというより、読みましたという報告です。
美人で頭も運動神経もよくてお金持ちかつ権力ありなお育ちの薬師寺涼子警視と、平凡で常識人(だったはず)の年上の部下泉田さんが怪奇な事件に巻き込まれ、好き放題して解決するシリーズ。
クリスマス。涼子さまにリゾート地へ連れて行かれて、カジノのお披露目パーティに出席する泉田さん。
しかしなんということでしょう、そこに雪でできた化け物が続々と現れ、人間たちを襲い始めたのです。
雪はやまず、救援のヘリも雪の化け物に墜落させられるばかり。
右往左往する人々の中、涼子と泉田さんはじめとする仲間たちが大活躍。
好きなシリーズだったのですが、ぶっちゃけ去年途中で投げてそのままになっていたのを読み返した感じです。
時代の流れなのか、自分の成長なのか、主要キャラの言動が無責任で子どもにみえて、ちょっと違和感。
恋心からとはいえ、部下を休日に無理矢理旅行につきあわせる涼子さまは、セクハラかパワハラにみえてしまうし。
泉田さんの気持ちも謎のまま。
もういい加減、ふたりの仲が進展してほしいなぁ、と思います。
恋愛を期待して読んでるので、こんな感じですが、怪物vs人間のアクションものが好きな人には、楽しいのかも。
痛快……なのかな。
初めてこのシリーズを読んだのは、小学校高学年か中学校なりたてかの頃。
涼子さまに憧れて、大学ではラテン語も勉強してみましたが、いつのまにか年下の女の子になった涼子さまの恋の成就を願う今日この頃です。
読了は、90分くらい。
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タイトル: 白魔のクリスマス||ビャクマ ノ クリスマス
著者: 田中, 芳樹 (1952-)||タナカ, ヨシキ
PUB: 東京 : 祥伝社 , 2018.12
PHYS:213p ; 18cm
PTBL:NON・Novel ; 1044 . 薬師寺涼子の怪奇事件簿
ISBN:9784396210441
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*タイトル画像は「みんなのフォロギャラリー」からお借りしました。
ありがとうございます。
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