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クリスマスに読みたい本【21】

 今日は、クリスマスの短編を集めた本。その名も「クリスマス」です。
編者は、子どもの本についての第一人者である赤木かん子さん。

  6つの短編がすべてクリスマス関係。
 テイストはいろいろですが、いちばん好きだったのは、「三びきめの羊」。
聖人の像しかつくらなかった木彫師が、子どもの願いを聞いて羊のおもちゃをつくり、それをほしがった子どもたちにあげていくと、奇跡が起きる。
 女子パウロ教会発行の「世界のクリスマス伝説」から採録されているだけあって、いかにもクリスマスらしい嬉しくなるお話でした。

 次点は、幽霊が出ると噂のお屋敷で起こった幽霊と犯罪のお話「クレセント街の怪」。
ベタですが、こういうお話って好きです。

 ほかの短編も好きなのもあり、よくわからなかったのもあり。
こういう短編集もおもしろいなと思いました。
 
 読了は、60分くらい。
小学生でも、高学年なら読めそうな文章。
ひとつひとつ読んでいくのが楽しかったです。

--------------*----------------------*------------------------------------*-------【本メモ】

タイトル: クリスマス 

編者: 赤木かん子
PUB: 東京 : ポプラ社 , 2002.4
PHYS:199p ; 20cm
CW:生きたクリスマス・ツリー  / ジョン・ラッツ著
     =The live tree / by John Lutz (c1989)
CW:マギーの贈り物 / キャサリン・パターソン著
     =Magi's gift / by Katharine Paterson (c1979)
CW:わんぱく天使 / J.M. ヴァスコンセロス著
  =My sweet orange tree / by Jose Mauro de Vasconcelos (c1969)
CW:三びきめの羊 / アン・デ・キィール著
CW:クレセント街の怪 / ピーター・ラヴゼイ著
   =The haunted crescent / by Peter Lovesey (c1989)
CW:水上バス / アガサ・クリスティー著
  =The water bus / by Agatha Christie (c1934)
PTBL:Little selections : あなたのための小さな物語 ; 16
ISBN:4591071537

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*タイトル画像は「みんなのフォロギャラリー」からお借りしました。
 ありがとうございます。

*表紙画像の著作権が心配なので、Amazonのリンクを貼っています。

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