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ショックだったニュース

最近、こんなニュースを見つけました。

「それってSHEINに限った話なんですか?」強制労働、デザイン模倣疑惑…それでも世界を席巻する中国発の激安アパレル通販(47NEWS) - Yahoo!ニュース

「SHEIN(シーイン)」は中国の激安アパレル会社。ずっとネット通販をしていましたが、この度、日本に店舗を構えることになったようです。

この会社は記事にもあるように、激安ですがデザインのパクリで世界各国から訴えられたり、商品から発がん性物質が出たりして問題になっています。

私は以前貿易の仕事をしていたので、製品を日本に輸入するまでに、いったいどんな費用がかかるのかおおよそ理解しています。しかし、その知識を持ってでも、なぜバッグやワンピースが1,000円以下で、しかも送料無料というのが可能なのか。謎を通り越して不気味ですらあります。大量生産だから、という理由だけでは到底説得力がありません。

おそらくこのような激安アパレルは、生産を刑務所に委託したり(日本の100均も同じことをしています)、なんなら北朝鮮やラオス、バングラデシュなどの国に外注しているかもしれません。しかし、それでも輸送費等かかります。

となると、このアパレル会社はフロント企業で、本業は(さらに)ダークな産業である、と考えるのが自然ではないか。麻薬、売春、国際ロマンス詐欺、武器関連など…もうそう考えないと、いろんな辻褄が合わないのですよね…

事実、SHEINは会社の実態を公開していません。なぜそんな会社が日本で店舗を出せるのか。それも疑問です。

また記事にあるように、SHEINは日本の店舗では商品を見せるだけ。客はその場で買うことはできず、商品は家に郵送されるようです。これも名前や住所の収集のためでは、とつい考えてしまいます。

しかし、私がショックだったのは、この企業の怪しさよりも、SHEINで買い物をする日本人客が、「(いろんな疑惑は)SHEINに限ったことではない」と、安さを求めてSHEINで買い物をしていることです。

これが私は一番ショックでした。デザインをパクっていたとしても、商品が刑務所で強制労働による生産だったとしても、安全性が低くても、そういう企業の商品を買うということは間接的に犯罪に加担することになると(何となく)分かっていても、それでも「安いから」買うのか。

正直、私はこのニュースを読んだとき、自分の子はそういう子に育ってほしくないと思いました。「そういう疑惑があり、あきらかにおかしいから、他のお店で買う」子になってほしい。

実は私は日本のとあるアパレル企業の服は、ある時を境に買っていません。それはその企業が、ウイグル人の強制収容所で生産された商品を扱っているのではないか、という疑惑が出たとき、答えをごまかし、国際的に非難をあびたことがあるからです。ハッキリ言えないということは、もう答えは明らかです。

私一人が「買わない」と決めたところで、その大企業がビクともしないのは分かっています。そうだとしても、やはり自分の信条を貫きたいというか、大事にしたいという気持ちがあります。

我が家の双子はまだ小さいので、こういった事情はまだ理解できません。いずれ、自分で服を買いに行くという年齢になれば、よい機会なので自分の気持ちを話したいなあと思っています。



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