とっつきやすかった【冬のショパン】スチュアート・ダイベック著 柴田元幸訳
「この話の方が好みかな」
『シカゴ育ち』を一通り読んでみて思いました。
『荒廃地域』で初めて
『シカゴ育ち』を読みました。
この短編自体が過去に放送されていて驚きました。
メロディアスライブラリー2020.1.19放送
・音楽が聞こえてきそう
タイトル通り、音楽が聞こえてきそうです。
主人公の住んでる家の大家ミセス・キュービアックの娘のマーシーにまつわる話です。
マーシーは音大に進学。
ピアノの音が聞こえてきました。
「このタイトルってそういうことか」と
納得したくらいです。
・娘と連絡をとるのをやめた
ある日マーシーがいなくなりました。
妊娠中なので、尚の事心配するミセス・キュービアックでしたが、ある手紙が来たあとは連絡を取らなくなります。
娘がシカゴ大の黒人街に住んでいたことが判明。
当時は公民権運動が起こってる時代です。
まだ黒人差別が残ってたことでしょう。
嫌悪感から連絡取らなくなったのではないかと想像しました。
・感想
個人的には『荒廃地域』より
こちらの話の方がとっつきやすかったです。
なぜかと考えてみたら、登場人物の属性が近いからと気づきました。
『荒廃地域』は、男性ばかり。
それに対して、『冬のショパン』は、
妊娠中の若い女性が登場します。
私自身子どもがいるので、
感情移入をしやすかったと考えました。
以上、ちえでした。
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