母に対する失望と諦め
衝撃。
私、母を見下してる。
恥ずかしいと思ってる。
人に見られたくないと思ってる。
これが自分の母って胸を張れない自分がいる。
それも主に見た目に対して。
はっきり言う。
私から見て母はみすぼらしい。
ダサい。貧相。
『可哀想な人』だ。
オシャレもせず化粧もせず
見た目にこだわらず…
それを
"女手ひとつで私たち姉妹を育てるため"
って自分に言い聞かせ、
母への感謝に変えていたけれど
本当は嫌だった。
恥ずかしかった。
みじめだった。
他の子のお母さんみたいに
オシャレを楽しんでメイクして、
小綺麗にしていて欲しかったし
休みの日は一緒にショッピングして
コスメやお洋服の貸し借りもしたかった。
『女であること』を一緒に楽しみたかったし
女であることを『楽しんで生きる』お手本に
なってほしかった。
でも実際は可哀想な母。
髪はパサパサで
洋服もいつの時代?
化粧っ気のない顔はいつも疲れてた。
「こんな女になりたくない」
私は無意識に母を軽蔑していた。
そして母を恥ずかしい存在、
劣っている存在として
後ろめたさに感じてしまっていた。
私にとっての罪。お荷物。
そしてめちゃめちゃ最低だけど
自分が輝ききれない言い訳にもしていた。
「こんな母から産まれた私なんて」
周りへの遠慮や劣等感。
堂々と母を紹介するのではなく隠したい気持ち。
母=自分だとして、
母=恥ずかしい存在=私が恥ずかしい存在
人前に出るからには美しくいなければ
完璧でなければ
ちゃんとしていなければ
そうやって外ヅラばかり取り繕って
中身はスカスカ…
だから本当は守りたい・大切にしたい
自分サイズの小さな世界よりも
周りからみて成功と呼べる大きくて
遥か遠くにある煌びやかな世界ばかりを
追い求める私となっていたんだと思う。
母のように可哀想な女にならないために…
自分の母のことを
そんなふうに思っていたなんて
最低な娘だ。
でも、だけど、
母には格好良くいて欲しかった。
私のお手本になって欲しかった。
それを叶えてくれない母への怒りが
見下しや軽蔑の感情となっていた。
だから
こんなお母さんだったらなぁ…って
母に求めてたけど裏切られた
たくさんの"失望"と
お母さんとこんなことしたかったなぁ…と言う
母と叶えたかったけど叶えられなかった
たくさんの"諦め"を思い出し
母を可哀想な女じゃなく
『大好きな私の母』とし
尊敬できるように
たくさんたくさんテハナシして
意識全体からひっくり返していこうと思う。