10年間の燃え尽き症候群を経て
私は10年間ほど燃え尽き症候群を引きずった。
正式にはそういった診断を得ていないどころか
病院に行った訳ではないので、
本当にそうだったのかは定かではない。
ただ、当時やっていたスポーツで失敗を繰り返し、
完全にやる気を無くし、
関わることに拒否反応が出て、
そのスポーツを辞めた後は、
当時のことを思い出すと涙が出て、
10年経った後でも、
当時のことを涙なしで語ることは出来なかった。
さらには毎日暮らしていた
合宿所の間取りが思い出せなかったり、
ところどころ消えた記憶があった。
(克服した後にその記憶は戻った)
このように鬱状態にあった自分を表すのに
「燃え尽き症候群」と
私が勝手に言っているだけ(笑)
とにかく名前はどうでも良く、
私がこのように精神的に病んだのは、
全ては自分を責める気持ちのせいだと思った。
大事な場面で失敗をし続けた自分を責め、
努力が足りなかったのではないかと過去を悔やみ、
ちゃっかり恋愛もしていた自分を恥じ、
結果や評価に満足しなかった事実で自分を否定した。
ただ当時はここまではっきりと
自分を責めている感覚があった訳ではなく、
ただ悔しい事柄として
「考えると嫌な気持ちになる」
「自分はもうやらないから関係ない」
「時間が解決してくれる」
とそのこと自体を思い出すことを避け、
当時の気持ちに蓋をすることで
自分を保っていた。
そこから約10年。
東京オリンピックを境に、
私はその自分を責める気持ちを
手放すことが出来た。
正式には東京オリンピックだけがきかっけではない。
いくつかの積み重ねがあり、
最後のきっかけとなったのが
オリンピックだっただけ。
当時は今の様に
自分の感情との向き合い方は知らなかったし、
自分を燃え尽き症候群と呼んでもいなかった。
運よくその時その時できっかけがあっただけ。
今の自分ならそれを分析して
誰かの参考になるような答えが
出せるかもしれない。
そう思ってパリオリンピックを境に、
このネタでしばらく
文章を綴ることにしました。
詳しくはインスタの
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