聖徳太子

聖徳太子のスゴイところは、当時の東アジアを席巻する「グローバリズム」だった中華の儒教に、やはり中華経由の仏教をぶつけて対抗したこと。仏教の空の理屈は、儒教が日本文化の核である<中空(ドーナツの穴)>に理屈が入り込むのを防ぐ盾として使へた。言葉に言葉をぶつけて言葉の届かない日本文化の核、つまり原始神道(精霊崇拝)を守り抜いた。
その後、本地垂迹などの巴投げを使って、結果、日本が、東アジアで唯一、中華文明に呑み込まれてしまはず、氾濫する中華文明圏の中で頭ひとつ浮かべて、独立自律の文化を築いていく。
学校の日本史では、厩戸皇子らしいけど、聖徳太子の諡号はダテぢゃないと思ひます。

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