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【花崎天神 最終章:自分の職業について】
〜自分の職業〜
僕は自分のことを『芸人』と名乗るのが苦手だ。苦手というか、あまりその自覚がない。自覚がないので人から職業を訊ねられた時に芸人とは答えないようにしている。
たとえばマッチングアプリで知り合った女の子に『仕事はなにをしているの?』と訊かれたら『舞台関係』と答えるようにしているし、バイト先の親しくない人には『物書きをしてます』と答えるように心がけているし、ウェブアンケートでは『自営業
【とくのしん最終章:NSC卒業後】
〜ヘルハウス〜
NSCを卒業し、渡辺という奴と「シロクモ」を結成した。お互い尖ってて「マジでおもろいことだけしようぜ」を合言葉に組んだ。実際は渡辺とおかきと毎日一緒に飯食って仲良かったから組んだんだと思う。
そして結成と同時にルームシェアを始めた。渡辺とおかきと三人でする予定だったけど、おかきがパチンコでお金使って二人になりました。でも二人やと家賃がキツいってので曽根君を京都から引っ張ってき
【とくのしん:お笑いのはじまり】
〜強くなりたくば〜
レスリングは私にすごくフィットしました。相撲の技術も活かせるしなにより、体重別の競技なので、同じ体重の奴としか闘わなくてよかった事が嬉しくてたまりませんでした。半年間運動していない身体なので毎日脚がつりました。ですが楽しくて本気で練習しました。レスリング部の仲間は皆とてもいい奴ですぐ受け入れてくれました。
3ヶ月くらいで耳に血が溜まりパンパンに腫れました。実力も同級生に
【花崎天神:初めての恋愛】
〜拗れた恋愛観〜
その後ボニーボニーを組んでから、当時仲良くしてくれていた作家さんから「花崎は恋愛をした方が良い。あまりに人間性が偏り過ぎているし、他人の気持ちが分からなすぎる。人としてもう少し丸くなった方が良い」という指摘を受けた。
この指摘が僕に深く刺さった理由としては、ボニーボニーを組んで半年ほどしてからとくのしんと頻繁に衝突するようになっていたこと(コレは当時働いていたショーバーの環境が
【とくのしん:中三から高校時代】
〜受験期〜
中学3年生はあまり覚えていません。きっと中学2年生と変わらない1年だったんだと思います。家では母とえげと曽根がそうめんを食べていたし、ゆう君の眉毛はなかった。
私は一つ上のS先輩と付き合っていました。S先輩とは中学3年から高校3年の芸人になると言い出すまで付き合ってました。芸人なると言ったらフラれました。正しい。
進路は相撲を頑張ったおかげで10校くらいから推薦の話が来ていまし
【花崎天神:恋愛論】
〜モテたい〜
僕はモテたいから芸人をやっている。10年以上芸人を続けてやっと声を大にして、そして自信をもって一片の曇りもなく、晴れやかに宣言することが出来る。僕は、モテたいから芸人をやっているのだ。
ここで僕の思う『モテる』とはどういうものかを説明しておこう。
まず『とにかく大多数にキャーキャー言われる』ということではない。これに関してはアフロにした時点でその可能性を諦めている。日本において
【とくのしん:友達とか恋愛とか】
〜なんも知らんかった〜
中学生になっても、えげとは遊んでいました。たしかクラスは違ったと思います。
でも部活が終わったら一緒に帰ったり、休みの日は私が部活から帰ると家で母とそうめん食べてたりしてました。
ある日、えげが「ウチ無視されてんねん」と言ってきました。話を聞くと何人かの女子に無視されたり陰口を言われたりしていると言います。
私は「そんなん気にすんなよ。ゆう君も僕も一緒に遊ぶ友達なんぼで
【花崎天神:お笑いについて】
〜“強いネタ”って?〜
『強いネタ』という言葉が昔から苦手だ。苦手というか、あまり理解が出来ない。理解が出来ないから苦手なのかもしれない。見たことない色をした虫と一緒だ。
「え?そんな感じで交尾すんの?」とか「うわ、見たことない虫の主食、別の見たことない虫かよ。どういう意味?」みたいな。驚きの前にまず『ニガテ』が顔をだす。
同じ理屈で『大喜利が強い』とかもいまいちわかってない。そういう事を語る
【とくのしん】少年時代
〜お母ちゃんパワフル全開すぎ〜
小学校に入学し、私の「いらんことしい」は変化をみせます。鼻水フレンドのたかちゃんとは別々の小学校になって泣きました。
鼻水を伸ばしあえる友達がいない学校は楽しくありませんでした。
通学路の途中にいるハスキー犬と猫、それと大きめの石が最初にできた友達でした。休み時間は一人で校内の入ったら大人に怒られそうなとこ探しをして過ごしました。給食のおかずを飲み込まず咀嚼し続
【花崎天神】少年時代
〜お笑いとの出会い〜
僕とお笑いについての関係について書いていこうと思う。
芸人を目指したきっかけやお笑いとの出会いなんかについての話だ。こういういかにも素敵っぽい話を『反省文』という形で世に出そうとしているところが、なんというか凄く僕っぽいというか、これも一つの『恥』なんだろうなぁと思う。
まずはお笑いとの出会いについてだ。
こういう時、『むかしイジメられていて、その時僕を救ってくれたのが
【とくのしん】はじめに
このたびは、ボニーボニーの最強無敵軍団内の交換日記の更新を怠ってしまい、誠に申し訳ございませんでした。今後このような事が起きないよう自分を戒めるため、スーパー反省文を書きます。日本語を正しく使えてなかったり、書き方が正しくなかったりもするとは思いますが、スーパー高卒の為あしからず。あしからずってなんだよ、トリコの食材かよ。
〜反省のはじまり〜
私、とくのしんは小さい頃からいっぱい怒られて育ち
【花崎天神】はじめに
「恥の多い生涯を送ってきました。」と、太宰治も言ったけれど、
まさしく今の僕も同じ心境だ。
ずいぶんと恥の多い人生を送ってきてしまった。現在34歳、漫才師を志して大阪に来て10年以上経つが未だにバイトは辞められず、当然彼女もおらず、というか今までの人生で付き合った女性は一人しかおらず、夜中にお腹が空くと冷蔵庫の中のピーナッツ・クリームを舐める癖が治らない。そんなアラサーの虚弱体質の男が僕である