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「コトバミマン」を言葉にすることに挑戦中(1500文字)
「コトバミマン」を言葉にすることに挑戦中。
さみしい夜にはペンを持て (一般書) https://amzn.asia/d/bFoxae0
noteを始めて1週間目のこと、
ヘッダーのワンちゃんに惹かれて開いたのが古賀史健さんの記事だった。
古賀さんが有名なライターだということを知らないくらい、私は無知だった。
一気に10個以上、過去記事を読んだように思う。
心から感銘を受けた。
夜中だったが、早速、古賀さんの書籍をAmazonで注文した。
Amazonで買い物をするのすら、この時が初めてだった。
特に心に残ったのがこのタイトル
みずからの師として誰を選ぶのか。
次の言葉が心にささった。
「なにを学ぶか」よりも大切なのは「誰に学ぶか」じゃないかと、最近思うのだ。みずからの師として誰を選ぶのか、その見極めの目が、なによりも大切なのだと。
|古賀史健
その時に私は、勝手ながら、
「文章を書くこと」をこの方に学んでいこうと心に決めた。
この本が届いた。
さみしい夜には
ペンを持て
古賀史健
2023年7月18日第1刷
第1刷ということも嬉しい。
もう一冊をプレゼントのために注文した。
子どもが不登校だと悩んでいる友人にも薦めた。
中学生くらいで読めたらもっと良かっただろう。
でも、いくつであっても
「なるほど…」と思えることがきっとあると思う。
少しだけ紹介する。
この本の舞台は、海の中。
主人公タコジローとヤドカリのおじさんとの対話ですすむ。
頭の中にうずまいている
「言葉にならない思い」を
「コトバミマンの泡」と呼んでいると、
おじさんはタコジローに説明する。
自分の思いを書く。文章にする。このとき、泡のように不確かだった『言葉にならない思い』、かたちを持った『考え』に変わる。
|古賀史健
ここを読んで私は、
「私の頭の中の『コトバミマン』の思いを言葉にしていくために書こう」と決心をした。
書くことが楽しくなった。
あれから1年の時が過ぎた…
日常の忙しさの中、最近では初心を忘れかけてしまっていた。
書きかけの長編が2作品パソコンにある。
noteにも、たくさんの短編の下書きがある…
勉強のために書店に行った。
「名作、古典、新刊、話題の本…」
圧倒された…
暑さ、忙しさ…
たくさんの理由はある。
ひと言で言えば
「書くのが止まってしまった」のだ…
読むのも止まった。
古賀さんの記事すら、読まない日も増えた。
久しぶりに今日、
「さみしい夜にはペンを持て」
を開いた。
この本には、楽しい仕掛けや工夫がたくさんある。
最初、手にした時のワクワクを思い出した。
読んでない人も、この本を手に取り、
その「ワクワク」を体験してほしい。
作者、挿し絵を書いた方、本を作る時に関わるたくさんの方々の真心が伝わってくる本だ。
最初、読んだ時に気づかなかった「仕掛け」に今日、気づいた。
もしも書くのが止まってしまったら、
これを開けるように
閉じられているので、この中身は、
本を買わなければ読めない。
そのメッセージを読んで、なんだか、涙が出てきた。
「書けない日が来ることもわかっていたのか…」
私は再び、ペンを持った。
「そうだ。あの時、『コトバミマン』の思いを言葉にする決心をしたのだった」
誰かと比べるものでも何でもない。
私の「コトバミマン」を言葉にすることは、世界中で私にしか出来ない作業だから。
私の人生は決して順調ではない。
それでも、へこたれない自分を、
ちょっとほめたいと思う。
私は私らしく、
ウミガメのように悠々と、
「文章の大海」を泳いでいこうと思っている。
note投稿9日目に書いた記事