見出し画像

ASD傾向?の夫 教育編

診断されるほどではないけどASD傾向?な夫と暮らす40代会社員女性 子どもは1人
カサンドラな気持ちを吐き出すためぽちぽちと綴っております。

 先日、珍しい事に子どもが宿題のわからないところを夫に教わっていました。
 実は最初に頼まれたのは私なのですが、、得意分野で子どもと交流したら良いと思うので夫に役目を振ったのです。
 家事をしながら眺めていると、、

張り切って教える夫
 
最初小さな声で受け答えしていた子どもが途中で天を仰いでいます。

わかる、母にはわかるぞ我が子よ。

 わからないから、どこがネックなのかもわからないから教えを乞うたのに、、矢継ぎ早にどこが分からないのかどこまでわかるのか詰問され、考えている間に角度を変えた質問をされ、わからない自分が恥ずかしく悔しいし父に失望されるのも辛い。固まっていると、せっかく教えているのにやる気が無いのかとゴン詰めされる我が子、、でも彼は成長しました。どうにかこの設問をやり遂げないとこの時間が終わらない、、気持ちを立て直しました。えらい!後でフォローしましたとも。
 

人に物を教えるってコツがいりますね。
職場にとって優秀な人材というのは、組織の歯車としてミスが少ない、分を弁えた勤勉な人のことかなと思います。その優秀な人でも教えるのは下手だったりします。名選手が名監督になれるとは限らないというのは言い得て妙。

夫は子どもの表情や気持ちがよくわからないので、宿題を教えるというタスクをこなそうと必死です。だって本人に頼まれたのだし、、という気持ちでしょうね。悪気は全くないのです。

 職場でこういう風景は見ましたね。優秀で定時で帰れる人というのは、電話が鳴ろうと何か問題が起ころうと自分のタスクのみに集中出来るのです!
それは夫と違いあえてそうしている。賢い、、

私はアホなのでダメでした。5人以下くらいならなんとか調整出来るのですが、沢山の人の沢山の要望や言外の言葉を読み取っているうちに自分のタスクが疎かになって凡ミス→リカバリーに奔走 電話も出ちゃうし、突発の問題にも対応しちゃうし、汚れていたら掃除しちゃうし蛍光灯変えちゃうしで残業になるのです。
 新人時代の教育は全て口述でメモをとる暇もないという乱暴なもの。教育係も都度違うので、教えも微妙に違う、、指摘したら角がたつかなぁとか何故こんな作業が必要なのかなと質問するとまず覚えろと言われ、思考がふわふわ彷徨ってしまう鈍臭い新人でした。まあ、先輩も色々わかってない事が判明するのですが。

 おかげさまで?新人教育が得意になりました。

・失敗しては自力でリカバリーしてきたので大抵のやり方を知っているよ。怒らないよ。惜しみなく教えるよ〜
・自分用に作ったマニュアル放出したる
・なんでミスしたのか自分も知りたい、わからないところがわからない気持ち、わかるぞ!
・大丈夫。それ、この職場限定ローカルルールで他所では通用しないから!変だよね、わかる。本当はこうだよ!でも合わせとけ。
・無駄に面倒な電話に出たり、突発の問題を処理してきたので、自分の手に負えるか判断が出来る。そしてどこに回したら良いか知ってるし、判断できる人を知ってる。
・なんとなく周囲の雑音拾ってるので、上司や同僚のスケジュールや居場所を知ってる
・どこに何があるか知ってるし、簡単な修理や調整は自分でしちゃう。
・なぜか他の部署の皆さんと顔見知り 対応の悪い同僚への苦情など承る

(平社員なんですけどね)

新人さんには仏と言われたものです。そんなつもりはなくいつものinfj的思考です。だって毎年のことなのだから教える方も教わる方も楽したら良いし、新人が育てば結果的に古参が助かるではないですか?
みんな無駄にイライラしないで欲しい。時々仕事を独占化しては文句を言っている人がいて不思議です。全体の利益より自分の巣作りが大事なようで困ったものだ、、なんで出来ないのか!なんでなんでと責めるし、失敗しない人たちは、いざ失敗した時のフォローが下手なのです。教育係なのに自分のミスじゃないしって態度なのですよね。互いとっても辛そう。つい双方をフォローしちゃう、、そしてまた残業 

思い出しちゃいました。

我が子を全てから守りたいと願うけれど、、

 世の中に出たら、八つ当たりやら理由のない悪意やら他者への無関心や親切心の搾取などの優しくない世界が待っている。なんなら仕事を教えてもらえなかったり、不十分な内容であっても、教えを乞うている立場を弁え、相手に感謝を伝えなければなりません。慰めや賞賛もないかもしれない。

まずは父(配慮はないが悪意もない)に慣れるのだ!


いいなと思ったら応援しよう!