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真理の道は狭い門から入る少数者の道です

[列王記 第一 18:16,17,18]

オバデヤは行ってアハブに会い、彼に告げたので、アハブはエリヤに会うためにやって来た。アハブがエリヤを見るやいなや、アハブは彼に言った。「おまえか、イスラエルにわざわいをもたらす者は。」エリヤは言った。「私はイスラエルにわざわいをもたらしてはいない。あなたとあなたの父の家こそ、そうだ。現に、あなたがたは主の命令を捨て、あなたはバアルの神々に従っている。

今日の聖書箇所
I列王18:16〜29

今日も列王記から恵みをいただいていきたいと思います。

預言者エリヤはいよいよアハブと対面し、アハブとイゼベルを初めとする偶像崇拝、偽りの力との一大決戦に臨んでいくことになります。有名なカルメル山での霊的戦いです。

アハブはエリヤを見るとエリヤがイスラエルに災いをもたらす者であると非難します。しかし事実は正反対でアハブこそ偶像崇拝による呪いによってイスラエルに干ばつと飢饉という災いをもたらした張本人だったのです。

しかしアハブには450人のバアルの預言者、400人のアシェラの預言者がいました。それに対して主なる神の預言者はエリヤたった一人でした。現実的にはエリヤは圧倒的に不利で、多くの支持者がいるアハブの方が真理であるかのように見えたのです。

真理を知り、真理に従う者は常に少数者であり、真理への門は狭い門なのです。多くの人は長いものには巻かれろで真理に反していても多数になびき、力のある者に従うだけなのです。

当時の北イスラエルの民衆もまさにそうでした。

[列王記 第一 18:21]

エリヤは皆の前に進み出て言った。「おまえたちは、いつまで、どっちつかずによろめいているのか。もし主が神であれば、主に従い、もしバアルが神であれば、バアルに従え。」しかし、民は一言も彼に答えなかった。

しかしやがて真理は真理であることが明らかになる時が来るのです。エリヤは主の命令によってバアルとアシェラの預言者に戦いを挑みますが、それによってバアルとアシェラは民に災いしかもたらさない偽りの神々であることが明らかになります。

[列王記 第一 18:28,29]

彼らはますます大声で叫び、彼らの慣わしによって、剣や槍で、血を流すまで自分たちの身を傷つけた。このようにして、昼も過ぎ、ささげ物を献げる時まで騒ぎ立てたが、何の声もなく、答える者もなく、注目する者もなかった。

バアルとアシェラは雨を降らせ、豊かな収穫をもたらす神々であると信じられていたのですが、実際は人々を傷つけ、破壊し、災いと呪いをもたらす存在でしかなかったのです。

偽りの父である悪魔が支配するこの世で罪ある人間は真理よりも偽りを好みます。真理を求め、真理に従う者は常に少数者です。そして真理に従う道には必ず十字架があります。しかし忍耐をもってその道を歩む者たちを通して真理が真理であることが明らかになるのです。光が闇の中に輝く時が来るのです。

偽りがどれほど力を持っているように見えても、やがて偽りは偽りでしかなかったことが明らかになる時が来るのです。神とその御言葉を信じる者とはそのような時が必ず来ることを信じる者を言うのです。

しかし偽りが人々を支配し、巨大な力を持っているかのように見えるこの世でどのように真理を信じ、真理に従うことができるでしょう?そのためには真理の御霊の力と助けを受けなければならず、また真理の従う者たちが互いに励まし、助け合ったいく真理の共同体に加わっていくことが必要です。

真理につく者は多くはありません。しかし私たちは真理の御霊の助けと真理の共同体から励ましをいただいて狭い門から入り、その道を一歩一歩歩んでいく者となりたいと思います。

やがて自分の歩んできた道が間違っていなかったことが証明される日が来るからです。多くに場合、この地上においてその日は来ますし、たとえそうでなくても天においては必ずそれが明らかになるからです。

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