#3 今読みたい本のメモ

こんばんは。
Noteのシステム?アルゴリズム?的には毎月更新が推奨らしく、あと3日以内の更新を促してきているので、
特になにも計画が無い状態で書けること、つまり自分の欲望を共有します。
今、自分が読みたい本についてです。

▶トーマス・ベルンハルト 『石灰工場』
『推敲』がとにかくヤバいと評判のオーストリア作家の直近の邦訳。
ていうか『推敲』をまず読まなければ。


▶豊島与志雄  『丘の上 豊島与志雄 メランコリー幻想集』
この作家もしばらく心のウィッシュリストにありながら手を出せていない。
2018年刊行の単行本で、この著者のいま手軽に読める作品集はこれぐらいっぽいが、正直、あまりたくさん売れそうな本でもないから、いつの間にか品切れになってそう。…ということもあり、早くゲットしたいと思っている。


▶キム・エラン 『走れオヤジ殿』
上二つが奇想、幻想の類の物語と思われるので、アクチュアルなものと一緒に併読したい。
これは先日、ある読書会で韓国文学を読み込んでいる方が勧めていて、やたら面白そうだった。 


ここからは雑記。当たり前のはなしだけど、小説・物語を読んでいると「まったく予期していない出来事」に遭遇することが多い。
自分はそういうのを適当に面白がるのが好きな読み手っぽいので、一人の作者の作品をまとめて読む、というのがあまりできない。
作者ならではの共通性みたいなものを異なる作品同士の間に見つけてしまうと、それだけで興が醒めてしまうからだ(学生時代、テクスト論を齧っていたのもたぶん影響している)。
そういうわけで、本を選ぶ際にも、なるべく国籍や性別はランダムに読み進めるようにしている。というか、自然とそうなる。
そうして雑にいろいろ選び取りながら進んでいくうちに、大きな輪を描いて以前読んだ作家に戻ってくるみたいなこともあり、その時にはすでにその作家のことを半分忘れていて、前回とは違った印象で向き合うことができたりする。

嗜好がむら気になると、だんだん求心力が衰え、読書自体が億劫になるので、そういったときには杉浦日向子(漫画だけど)とか須賀敦子とか、自分が一番好きな作家の本を読むようにする。


以上、芯が全然ない感じで本を読んでいるので、非常にとりとめもない話になりましたが、読んでくださりありがとうございました。

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