中飛車対居飛車5筋対抗形

自分が先手、戦型は中飛車対居飛車5筋対抗形。

図①、16手目△14歩まで

ここはまだ序盤ではあるが、そろそろ方針を決めていかないといけない局面ではある。
本譜は▲46歩としたが、後に△69角から馬を作られてしまったので損な手になってしまった。
ここは相手の銀がすでに64にいてどちらかというと急戦系の将棋になりそうなので、▲78金と備えておくのが無難だった。

図②、42手目△35歩まで

序盤早々馬を作られたものの、相手としてもその馬の活用が簡単ではなく、だいぶ難しい局面になった。
本譜は▲67銀から▲56銀と活用させたが、桂頭が不安なのと△34馬と寄られて78の金も狙われてしまったので、あまり良くなかったかもしれない。
ここは▲89飛とすべきで、以下△52金右▲86歩△同歩▲85歩△34馬▲67金△22玉▲86飛、が一例で難解な形勢。

図③、78手目△54同銀左まで

図③にいたるまで何とか手順を尽くして飛車の侵入を遅らせたもののと金作りが受からず、その中でなんとか中央から反撃を試みて迎えたのが図③の局面。
本譜は▲84歩として△同飛なら▲54飛~▲75角の筋を見せたものの、▲89飛と次に▲83歩成を狙ったタイミングで△65銀の大技が決まってしまい、形勢に差がついてしまった。
ここは▲55銀とぶつけていくべきで、以下△同銀▲同飛△54歩▲45飛△44銀打▲56金△43歩▲46角△92飛▲84歩、が一例で難解な形勢。
駒が一気に中央に活用できているし、相手の飛車もあまり働いていないため、だいぶ先手が盛り返した感じがする。

実戦はその後、相手に玉頭付近に作った拠点を活かした攻めを決められて負け。

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