20230929 将棋ウォーズ

自分が先手、戦型は中飛車対向かい飛車の相振り。

図①、54手目△84歩まで

本譜の▲93桂成とした手も取られそうな桂馬を成り捨てる自然な手に思えたが、ここは▲77桂とした方が良かった。
というのも、85の桂は相手に歩で取ってもらった方が84の地点に隙が出来るのでこちらにとって好都合だし、△85飛のぶつけを心配しなくていい分、飛車を取りに行きやすい。

▲77桂以下、△25飛▲11角成△85歩▲37桂△23飛▲84香△83桂▲12馬△24飛▲13馬△21飛▲12馬△24飛▲83香成△同銀▲75桂△74銀▲84歩、が一例で先手有利。

図②、82手目△84同桂まで

図②の△84同桂は悪手で、△84同銀としなければならないところだった。
理由は▲84同香とする手が厳しいからである。
以下、△同銀に▲83歩とするのが急所。△同玉とすると▲75桂が厳しく、△71玉と逃げるのも▲84飛として自然に攻めがつながる。

本譜の攻め方は少し駒の利きがダブり気味で、あまり効率の良い攻め方ではなかった。

図③、108手目△75角まで

こちらの攻めはあまり効率が良くなかったが、相手も飛車を取ることを優先したので先手の攻めが間に合う形になり、形勢も良くなった。
本譜は▲66桂と合駒をしたが、この局面で桂馬を渡すのは危険だった。
ここは▲66銀と合駒をすべきで、それなら龍の利きや香の利きで先手玉は詰まず、わかりやすく勝ちだった。

実戦は危険な合駒をしてしまったが、相手の持ち時間が少なかったのが幸いし、時間切れ勝ち。

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