中飛車対向かい飛車
自分が先手、戦型は中飛車対向かい飛車の相振り。
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序盤の細かい話。
相手が早々に向かい飛車を明示してくれれば左玉にするのが面白そうと思っているものの、本譜のように飛車を振るのを遅らされるとこちらも待ち方が難しいと感じる。
そういうわけで普通に右に玉を囲うことに。
本譜は▲36歩から矢倉の組み換えを狙ったが、後に△24角と出た手が好手でこちらの陣形が思ったように駒組できなくなってしまった。
ここは▲39玉から美濃に囲う方が良く、それならこちらも▲77角~▲86角~▲77桂から6筋を攻める狙いがあり互角だった。
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本譜は▲96歩としたが、▲95歩としてもまだ詰めろではなく悪手だった。
ここは▲58飛とすべきだった。
以下、△58同銀成には▲82金△93玉▲66角△84歩▲61飛成、で先手勝ち。
とはいえ、この飛車を取れないようでは先手玉への寄せも難しくなってしまうので先手勝ちの局面だった。
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本譜は▲95歩としたが、△69飛▲18玉の時に△71金と銀を取られていたら先手玉に詰めろがかかってしまうため後手勝ちだった。
ここは▲61飛成とすべきで、以下△69飛▲18玉△61銀▲95歩△72飛▲94歩△57角成▲93金△同桂▲同歩成△同馬▲同香成△同玉▲94歩△84玉▲96桂△95玉▲11角成、が一例で先手優勢。
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本譜は▲66角としたが、△同龍▲同龍△39銀と進むと王手龍取りが避けることができなくて、先手負けにしてしまった。
ここは▲66角打とすれば狙い通り王手をかけつつ自玉にも利かすことのできる一手になり、先手勝ちだった。