第40期ゆかなか順位戦A級、対なかなかなかなかなかさん
自分が先手、戦型は相中飛車。
本譜は▲58金左として、△89角をケアして攻めに専念できる形にしようと思ったが、チャンスを逃していた。
ここは▲23角と踏み込むべきで、以下△51飛▲34角成△44銀▲35銀△同銀▲同馬△42金▲58金左、が一例で馬が手厚く先手微有利。
馬を逃げると△56歩と桂取りに歩を突かれるのが嫌で、本譜は▲44同馬としたが、馬が消えて局面はふりだしに戻った。
やはりここは▲34馬とすべきで、以下△26歩▲同歩△56歩▲66歩△45銀(△同角は▲67金)▲43馬△53金▲34銀△43金▲同銀成△26角▲27歩△15角▲16歩△24角▲54歩、が一例で先手有利。
本譜は▲53歩としたが、△43金とされたら逆に先手を取られることになり良くなかった。
ここは▲44馬とすべきで、以下△43金▲26馬△57歩成▲42銀△52飛▲53歩△42飛▲同と△同金▲21飛、が一例で先手有利。
本譜は▲同香成△同銀▲同飛成△同桂▲92銀と詰めろをかけたが、これは負けたら敗着級の悪手だった。
ここは▲94歩とすべきで、以下△同香▲同香△93歩▲92金△51銀▲93香成△同桂▲94歩△91香▲93歩成△92香▲同と△52銀▲82と△同玉▲93銀△72玉▲52歩成△36桂▲同歩△27金▲39玉、が一例で先手優勢。
実戦はその後、こちらの逃げ方が悪かったこともあり即詰みコースに入るも、お互いその詰み筋に気づかず、何とか勝つことができた。