中飛車対▲47銀型持久戦調

自分が後手、戦型は中飛車対▲47銀型持久戦調。

図①、51手目▲24歩まで

本譜は△28と、とした。これは相手の飛車の利きを止めつつ、▲同飛なら△39飛成が厳しい手なのだが、▲59飛と逃げられた時にと金がそっぽに行くのであまり良くなかった。
ここは△57歩とすべきだった。
以下、▲同金には△55歩が継続手。▲23歩成△56歩▲32と△同飛▲53歩成△57歩成▲21飛成△67と▲42と△71銀▲52と△同飛▲34角△57飛成、が一例で後手有利。
▲68金寄には△48と▲23歩成△58歩成▲32と△同飛▲53金△69と▲同金△53金▲同歩成△同角▲21飛成△39飛成▲54歩△42角▲62金△31金、が一例で後手有利。

図②、59手目▲44角まで

本譜は△43歩として角を追ったが、平凡に▲11角成とされてみると馬の守備力が強く、良くなかった。
ここは△33角とすべきで、以下▲同角成△同桂▲26角△59銀不成▲同金△35歩▲53金△同金▲同歩成△44角、が一例で後手有利。

図③、79手目▲42角まで

本譜は△32龍として、じっくり受ける展開にしようと思ったが、▲23歩成~▲52成香と簡単に、駒を活用されてしまい良くなかった。
ここは△48金と攻め合いを選択するべきで、以下▲78金上△59龍▲53角成△同銀▲69金打△19龍、が一例で後手優勢。

図④、111手目▲78金寄まで

本譜は△67銀打としたが、そこで▲65銀とする勝負手があり難しい形勢だった。
ここは△59角成とすべきで、以下▲同金△67金と進んだ局面がほぼ受けなしの形のため後手勝ちだった。
一例としては本譜のように▲79桂としたら、△78金▲同玉△77銀打▲同桂△87香成▲同桂△67金▲89玉△78銀▲98玉△87銀成、までの詰み。

図⑤、119手目▲68同金まで

本譜は△87香成としたが、これは相手玉の詰みを逃した悪手だった。
ここは△79龍とすべきで、以下▲同玉△67桂▲同金△88金▲同玉△87香成▲79玉△78金、までの詰み。
57の歩があるおかげで、思った以上に相手玉が狭く、詰みという状況だった。

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