第39期ゆかなか名人戦5番勝負⑤、対自称銀冠党総裁さん
自分が後手、戦型は角交換振り飛車で逆棒銀を仕掛ける形。
本譜の△24飛もそれほど悪い手ではないが、ここは△34銀という手があった。
以下、▲同角とすれば△24飛▲25銀△34飛▲27飛△84飛▲85歩△74飛▲34銀△14角▲21飛成△34飛▲11龍△42歩▲84歩△同飛▲87香△同飛成▲同玉△25角打、▲27角とすれば△55角▲63角成△同銀▲23飛成△同銀▲53成銀△32銀▲22歩△同角▲63成銀△同玉▲23銀△同銀▲43飛△52玉▲23飛成△31銀、がそれぞれ一例で後手有利だった。
本譜は△同飛成としたが、ここは△26歩とすべきだった。
以下、▲28飛△61角▲33成銀△同桂▲56角△27歩成▲48飛△37と▲同桂△36歩▲25歩△同桂▲45桂△37桂成▲53銀△48成桂▲同金△52歩、が一例で後手有利。
先手としては、図②の▲27飛では▲27角とと金を取った方が良かったようだ。
本譜は△14角成として、馬と角の差を出して局面を有利にしていこうと思ったが、それが良くなかった。
というのも、△14馬より▲38角の方がこちらの玉頭をにらんでいて、働いていたからである。
なのでこの局面は△同角成とするしかなく、以下▲同金△49飛▲26飛△25歩▲28飛△46飛成、が一例で互角の勝負。
実戦はその後、こちらも反撃して攻め合いになるが、こちらの馬の利きは歩1枚で止まってしまったのに対し、相手の角は止めることが難しく、攻めの速度が全然違うものになってしまった。
最後は少し粘ってみたものの、きっちり寄せられて負け。
第39期ゆかなか名人戦5番勝負は2勝3敗で負け、という結果になった。
負けた対局もチャンスだった局面もあり、思ってた以上にいい将棋が指せていたのではないかと思う。
また挑戦者になり、今度は奪取できるように頑張りたい。