第48期ゆかなか順位戦A級 対なかなかなかなかなかさん

自分が後手、戦型は相中飛車。

図①、29手目▲66歩まで

先手は歩の位を取っているものの、金銀が出遅れているのでその位を確保できていないので、少し後手が良くなりそうな局面。
本譜は△55歩から後に△56歩と垂らしたりする攻め筋を作ろうとしたが、ここはシンプルに△75銀の方が良かった。
以下、▲68銀△44角▲78金△33桂▲67銀△66銀▲同銀△同角▲67金△44角▲75銀△52金左▲36歩△26歩▲同歩△25歩、が一例で後手微有利。

図②、47手目▲67銀まで

本譜は△45桂と少しひねった攻め方をしたが、やはりここはシンプルに△56歩とした方が良かった。
対局中は▲58飛が気になっていたが、△45桂とすれば▲56銀とされても△57歩が打てるので大丈夫だった。
なので△56歩に対しては▲53歩成とするくらいだが、△同金左▲84歩△同歩▲同飛△83銀▲89飛△84歩▲58歩△44歩▲68金△45歩、が一例で後手微有利。

図③、51手目▲56歩まで

本譜は△24角として57の地点を受けてくれば△44銀と銀を逃げようと考えていたが、▲55歩と銀を取る前に▲84歩と突き捨てを入れられていたらかなり難しい勝負だった。
ここは△57角とした方が良かった。
以下、▲55歩は△48角成からゴリゴリ攻めればよいので▲58金左とするが、△48角成▲同金△57金▲58金△56銀▲同銀△同金▲84歩△同歩▲39銀△73銀▲32角△24飛▲61銀△57桂成、が一例で後手有利。

図④、101手目▲72金まで

図③以降、こちらの抑え込みが何とかうまく決まり、局面を優位に進めることが出来た。
そして迎えた図④の局面。
ここから△92玉▲74銀成△46桂▲同歩△56角▲47金打△74角、と進めば後手の優勢は変わらず、このまま後手が勝ち切れると予想される。
しかし、こちらの持ち時間がほぼなかったため図④の局面で無念の投了となった。

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