中飛車対居飛車穴熊

自分が後手、戦型は中飛車対居飛車穴熊。

図①、39手目▲88銀まで

本譜は△85桂▲86角△65歩、と進んだが、そこで▲75歩とされたら後手が少し不利な局面だった。
ここは△65歩とすべきで、以下▲同歩なら△85桂からスムーズに攻めることが出来るので▲86歩と桂跳ねを防いでくるが、△84歩▲65歩△同銀▲66歩△74銀▲56歩△42角、が一例で形勢は互角。

図②、49手目▲31角成まで

本譜は△76飛▲67銀△74飛、と進んだが、そこで▲75銀と抑えられていたらすぐに攻めをつなげるのが難しく、その間に▲86歩から桂を取り切られてしまうので後手不利だった。
ここは△56歩として角の利きを通すべきで、以下▲同歩△95歩▲86銀△65飛▲95歩△67歩▲同銀△66歩、が一例で後手有利。

図③、67手目▲78同銀まで

本譜は△28飛としたが、▲79歩と受けられてみると意外とどこから攻めるべきかわからなくなってしまった。
ここは先ほどの▲79歩の受けを消すためにも、△79金とすべきだった。
以下、△88角成▲同玉△65金▲77飛△68銀▲87銀打△28飛▲67飛△66歩、が一例で後手優勢。

図④、71手目▲77銀打まで

本譜は△57角成としたが、こちらの攻めが一段落ついてしまい相手に反撃の機会を与えてしまった。
ここは△76桂とすべきで、以下▲66銀には△88桂成▲同玉△68金で寄り、▲76銀には△79龍▲77飛△68金▲79銀△同金▲68飛△67歩▲同銀引△87金、が一例で後手優勢。

実戦はその後、自玉がほぼZになった瞬間を使って相手玉を寄せ切り勝ち。

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