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中飛車対居飛車5筋対抗形

自分が先手、戦型は中飛車対居飛車5筋対抗形、船囲い。

図①、46手目△55歩まで

図①の局面は飛車交換も出来て馬も▲81馬~▲36馬と自陣に引き付ける順があるのでまずまずな形勢だと思っていた。
ただ本譜の▲91馬が悪手で形勢を損ねてしまった。
というのも、△87歩成が思ったより痛く、その後△87飛成と金を取られても1手稼げると思っていたが結局▲59歩と受けに手を回さなければならないのでは駒損だけが残ってしまい良くなかった。

ここは気が利かないようでも▲86歩と手を戻すべきで、以下△89飛▲79飛△69角▲91馬△78角成▲同飛△56金▲54歩△同銀直▲81馬△67金▲26桂△78金▲54馬△同銀▲34桂△33玉▲41銀、が一例で難解な形勢。
手順中▲79飛と飛車を受けに使うのは少しもったいなく感じるが、攻めは▲54歩~▲26桂~▲81馬の順があるためむしろ自陣をしっかり受ける方が重要な局面だった。

図②、86手目△13歩まで

苦しい局面を頑張って粘っていたら相手の無理攻めを誘い、この局面はチャンスを迎えている。
本譜は▲31角~▲23馬と攻めていったが、角を2枚相手に渡したことで自玉が危険な状態になってしまい良くなかった。
ここは▲21飛成とすべきで、以下△同玉▲13馬△22桂▲33桂△同金▲12金△32玉▲22馬△41玉▲33馬、が一例で先手優勢。
後手玉に即詰みがあるわけではないが、上部の駒を一掃することで間接的に自玉が安全になるのが大きい。
とはいえ、1手のミスも許されない局面が続くので、先手良しとはいっても評価値ほどの差はないように感じた。

実戦はその後、詰めろをかけて勝ちだと思っていた局面で逆に自玉が詰まされてしまい負け。

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