第44期ゆかなか順位戦A級 対らりるれろさん

自分が先手、戦型は中飛車対後手超速持久戦。

図①、80手目△22玉まで

序中盤は上手く相手の桂頭から手を作り、図①の局面は先手優勢。
本譜は▲13歩△11香▲33桂成と進んだが、▲13歩△11香の交換は先手にとってあまり良くなかった。
というのも、単に▲33桂成とすれば△同玉には▲11角と打つことが出来るため、△同金か△同桂とすることになるが、そこで▲13歩とした方が良かった。

図②、86手目△41桂まで

本譜は▲同飛成とした。桂馬を持った方が▲25桂の王手などで寄せを狙いやすい、という判断だったが、相手に飛車を渡す危険の方が大きく、悪手だった。
ここは▲15香とすべきで、以下△16歩▲12歩成△45歩▲18歩△46歩▲48金引△47歩成▲同銀△67成香▲11と、が一例で先手優勢。

図③、100手目△15同香まで

図③の局面は応手を間違えると頓死する順もあり、しっかりと読み切る必要がある。
本譜は▲15同玉としたが、これは頓死順に飛び込む悪手。
以下、△17飛▲16歩△24角▲25玉△13桂▲14玉△16飛成、で詰みだった。

ここは▲27玉とするのが正解で、以下△16角▲37玉△17飛▲27桂△35歩▲28金△19飛成▲18香△17歩▲同香△27角成▲同銀△22玉▲15香、が一例で先手優勢。

実戦はその後、相手が詰みを逃してくれたので、逆に相手玉を詰まして勝ち。

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