第48期ゆかなか順位戦A級 対かきさん

自分が後手、戦型は中飛車対居飛車穴熊。

図①、43手目▲24歩まで

本譜は△24同歩としたが、▲86歩とされてしまい、▲87金と端を1枚厚くもされたし、▲24飛と飛車も捌かれたりで、相手の言い分を通し過ぎてしまい良くなかった。
ここは△95歩と勝負すべきで、以下▲23歩成△69歩▲32と△97歩成▲同桂△同角成▲同角△同桂成▲同香△同香不成▲98歩△96歩▲97歩△同歩成▲98歩△96歩▲93角△82桂▲21飛成△69角▲77金寄△91香▲95香△78角成▲同金△93香▲同香成△69角、が一例で難解な形勢。

図②、49手目▲87金まで

本譜は△42角としたが、▲21飛成とされて次に▲54桂の痛打があるので良くなかった。
ここは△53角とすべきで、以下▲86歩△96歩▲85歩△28歩▲17桂△29歩成▲同飛△26歩、が一例で先手微有利だが本譜より難しかった。

図③、93手目▲78香まで

何とか端攻めを成功させればチャンスはあると信じて指していたが、持ち駒の3枚の桂が思った以上に上手く使えず、苦しい局面が続いていた。
本譜は△74桂としたが、▲同金と取る手もあるし▲75歩から桂を取られた時に78の香が攻めに働いてきたりするので、形勢がはっきりしてしまった。
ここはせめて△94桂とすべきではあるが、以下▲86歩△56歩▲22飛△51桂▲97金、が一例で先手優勢。
△56歩と突いた以上△57歩成と攻めたいところではあるが、返しの▲53歩が厳しすぎる。

実戦はその後、受けに打った▲78香も攻めに活躍する形になり、寄せ切られて負け。

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