指す将順位戦9thS級③ 対たそがれジャムさん

自分が後手、戦型は中飛車対へな急。

図①、33手目▲46銀まで

本譜は△54銀としたが、そこで▲75歩と突かれてしまうので(△同飛とすると▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲34飛△43銀▲44飛△同銀▲45歩△53銀▲97角が痛い)あまり良くなかった。
ここは△82玉とすべきで、以下▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲29飛△72銀▲25桂△同桂▲同飛△33角、が一例で難解な形勢。

図②、41手目▲28飛まで

本譜は△64角と積極的に動いていったが、自玉の形が戦うには少し不安があるので、ここはじっと△82玉と指したいところだった。
以下、▲66歩△64角▲79角△45桂▲同桂△44歩▲24歩△同歩▲同飛△45歩▲同銀△同銀▲21飛成△31金▲11龍△56歩▲同歩△22銀▲12龍△19角成、が一例で難解な形勢。

図③、67手目▲41飛まで

本譜は△51歩と受けたが、ここは△68銀と踏み込む手があった。
以下、▲同金には△同と▲同玉△56桂▲57玉△55金、で後手勝ちなので▲79金とするが、△51歩▲21飛成△79銀成▲同角△68金▲同角△同と▲同玉△46角▲57銀△56桂▲78玉△57角成、が一例で後手優勢。

図④、75手目▲32龍まで

図④の局面の数手前の△67と、を指した時点ではここで△62飛とぶつける予定だったのだが、▲33龍とされた時に相手玉が寄るかどうかわからなくなってしまい、本譜の△52歩は予定変更。
しかし、▲64金~▲33龍と飛車先を抑えつつ桂も取られてしまい、先ほど想定した局面よりも悪くなってしまった。
ここはやはり△62飛とすべきで、以下▲33龍△55桂▲56玉△54銀▲74桂△92玉▲47金△46金▲同金△同銀成▲同玉△66飛▲56角△74歩▲53角成△56飛▲同玉△65角▲57玉△67金▲48玉△47角成▲59玉△56桂、が一例で後手優勢。

実戦はその後、73の地点への数の攻めを見せられて少し悪くしたか、とも思ったが、最終的に△64飛と金を取った手が攻防手になり、最後は相手玉を即詰みに討ち取って勝ち。

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