第40期ゆかなか順位戦A級 対tara8さん

自分が先手、戦型は中飛車左玉対向かい飛車。

図①、44手目△65銀

本譜は▲45銀と銀交換を避けつつ歩切れを解消したが、ここは▲同銀とした方が良かった。
以下、△同歩▲21馬△66歩▲同歩△46歩▲31馬△44飛▲55銀△67歩▲同銀△47歩成▲44銀△79角成▲同玉△57と▲78角、が一例で先手有利。
また、△同桂に対しては▲21馬△57銀▲55桂△68銀成▲同金右△62金引▲59香△46歩▲31馬△38銀▲42馬△49銀成▲24馬△同歩▲32飛、が一例で先手有利。

図②、60手目△65角成

この局面桂馬を渡すと△76桂の攻めが見えていて、桂馬を渡すのをためらってしまい、本譜は▲42と、としたが、△55馬で桂を取られるので、意味のない心配だった。それなら攻め合い勝ちを目指して▲63桂成とした方が良かった。
以下、△同銀なら▲42と△76桂▲31飛△72金▲43と△74銀▲81金△93玉▲61飛成△63金▲85香、△43飛なら▲62金△63銀▲61金△76桂▲62金△74馬▲44香△33飛▲99金、が一例で先手優勢。

図③、96手目△73玉

92手目△76馬とされたら負けていたが、実戦は△48銀だったため、形勢は互角に戻った。
図③の局面は先手玉は△88飛からの詰めろがかかっており、後手玉は馬の存在のおかげで寄りがなく、先手負けだと思っていたが、実際はそうではなかった。
ここは▲82銀とした方が良く、以下△84玉▲86香△85桂▲同香△同玉▲86飛△74玉▲75金△63玉▲55桂△同馬▲74金△同玉▲75香△63玉▲83飛成△同銀▲73銀成、が詰み手順の一例で、先手勝ちだった。

形勢判断の誤りもあり、粘りに行った手順も上手くいかず、本当に形勢不利になったところで持ち時間も切れて、負け。

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