対三間飛車力戦形

自分が後手、戦型は対三間飛車でかなりの力戦形。

図①、53手目▲47歩まで

本譜の△45馬も普通の手だが、この局面はもっと良い手があった。
それが△57馬。以下、▲同玉△63香▲48玉△62飛▲74歩△84角▲86飛△67歩成▲84飛△同歩▲67歩△89飛、が一例で後手優勢。
△57馬と捨てることで相手玉を危険地帯に誘い、角を手駒に加えることで王手飛車の筋があるので66の歩を取られづらくしている。

図②、55手目▲96角成まで

本譜は△65香としたが、駒得も一時的なもので、そうなると相手の駒を捌かせる結果になってしまいあまり良くなかった。
ここは△18香成とすべきで、以下▲74歩△同歩▲同馬△28成香▲58金左△67歩成▲同歩△64歩、が一例で後手優勢。

89手目▲29同銀の局面。
本譜は△17桂としたが、▲18馬と引き付けられて攻めの急所が見えづらい展開になってしまった。
ここは△17歩とすべきで、以下▲53歩△18銀▲57銀△63金▲43馬△29飛成▲48玉△28龍▲38桂△27銀成▲66銀△42歩▲44馬△43銀、が一例で後手優勢。

実戦はその後、評価値的には有利な局面が多かったものの、全体的に盤面が複雑化してしまい難しい展開になってしまった。
最後は粘り切られてしまい逆転負け。

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