中飛車藤井システムもどき対居飛車穴熊

自分が先手、戦型は中飛車藤井システムもどき対居飛車穴熊。

図①、36手目△32金まで

ここまではまずまずの駒組。
ただここから▲45歩△同歩▲同銀左、と歩交換をしたのは少しぬるかったかもしれない。
ここは▲25歩から仕掛けていきたい局面だった。
以下、△同歩▲45歩△26歩(△45同歩は▲25桂△22角▲15歩△同歩▲同香△14歩▲13歩△同桂▲24歩)▲25桂△24角▲44歩△同金▲15歩△同歩▲54歩△43歩▲45歩△54金▲29飛△14銀▲26飛△22金▲13桂成、が一例で先手良し。

図②、66手目△31玉まで

本譜は▲58金と一旦受けに回ったが、△14香とされて17の桂が跳ねると△18歩とされてしまうので桂馬が捌きづらくなってしまった。
ここは▲25桂とすべきで、以下△24歩▲13桂成△33銀▲47歩△57銀打▲同角△同銀成▲同玉、が一例で先手優勢。

図③、100手目△41同玉まで

本譜は▲56馬としたが、この局面は5筋に歩が利かないので▲71飛の王手を利かすべきだった。
以下、△51桂▲56馬△46金▲52歩△同玉▲72飛成△62歩▲55馬、が一例で先手優勢。

図④、108手目△54銀まで

この銀を打たれてから馬の逃げ場がないことに気づき、かなり焦ってしまった。
本譜の▲42歩からの手順はいたずらに後手玉を上部に逃がす悪手だった。
ここは▲64銀とすべきで、以下、△84角成▲53銀打△同金▲同銀成△52歩▲42歩△51玉▲54馬、が一例で先手勝ち。
先手玉は詰まず、後手玉は△53歩と成銀を取ったとしても▲31飛成~▲52歩以下、後手玉が詰み筋に入っていた。

実戦はその後、相手も決め損なって泥沼な展開になったが、最後は相手の粘りが上回り負けてしまった。

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