20240106 将棋俱楽部24②

自分が先手、戦型は中飛車対一直線穴熊。

図①、34手目△45同歩まで

本譜は▲54歩と激しく攻めていったが、少し無理筋だったかもしれない。
ここは▲45同銀として冷静に歩交換しておくべきで、以下△44歩▲36銀△42銀▲47金△33銀▲26歩△24銀▲58飛△51銀▲56飛、が一例で形勢は互角。

図②、36手目△33桂まで

本譜は▲45同銀から攻めていったが、その後飛車をもとの位置に戻った手が微妙で少し形勢を悪くしてしまった。
飛車は5段目を維持させるべきで、それなら互角の形勢だった。

また、図②の局面では▲15歩とするのが有力だった。
以下、△15同歩には▲45銀△同桂▲13歩△同香▲25桂、が一例で角のラインを活かした端攻めが厳しく、先手有利。
また、△24歩と桂跳ねを防いでくれば▲14歩△54金▲44歩△16歩▲25桂△同桂▲45銀△17歩成▲34銀△18歩▲46飛、が一例で先手有利。

図③、54手目△13同銀まで

本譜は▲25桂としたが、△14銀と逃げられてみると桂馬の処置が難しく、形勢を損ねてしまった。
ここは▲55桂とすべきで、以下△21玉▲43桂成△同金▲55金△32銀▲45歩△同歩▲同飛△44歩▲15飛△46桂▲56金、が一例で形勢は難しい。

実戦はその後、ずっと不利な局面が続いたが、最後相手の逃げ間違いにより即詰みが生じてしまい、それを逃さずに詰まして勝ち。

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