中飛車対三間飛車
自分が後手、戦型は相振り飛車で、中飛車→△44角型向かい飛車対三間飛車→向かい飛車。
本譜は△44銀としたが、ここは△26歩からの歩交換が成立していた。
以下、▲同歩△同飛▲17角で両取りがかかって悪いという読みであったが、△22飛▲53角成△55角と進むと後手良しの局面だった。
本譜は△42金としたが、ここは△45桂とした方が良かった。
以下、▲46銀には△26歩▲同歩△57桂不成▲同銀△55角、が一例で後手有利。なので▲48金とするくらいだが、△37桂成▲同金△62玉▲56桂△33角▲77角△55銀▲68飛△42金、が一例で後手微有利。
この変化も先ほどの変化も△55角が両取りになることが多く、そのおかげで後手良しの局面になっている。
本譜はここから無理攻めをしてしまい形勢を損ねてしまったが、この局面の最善手が△62玉と示されるということは、すぐの攻めは難しい、という表れでもある。
そうなってくると序盤のチャンスを知らずのうちに見送ってしまったのが痛い展開になってしまった。
本譜は△17金としたが、▲24香と飛車を取られてしまっては攻めの継続が難しくなってしまい、形勢を損ねてしまった。
ここは△14飛とすべきで、以下▲45歩△16香▲25角△17香成▲14角△53銀▲44歩△62玉▲43歩成△同金▲12飛△52銀▲32角成△46歩▲同銀△42歩、が一例で難解な形勢。
対局中は飛車がどこに逃げても追われてしまって良くない、と考えていたが、△14飛に対して▲15歩とすると△同飛が△65飛と活用する手があるので実はすぐには追われることはなかった。
実戦はその後、こちらの攻めに対して丁寧な対応をされて切らされてしまい負け。