10月のえふぇ杯②

自分が先手、戦型は中飛車→向かい飛車対三間→向かい飛車の相振り。

図①、34手目△24歩まで

本譜は▲84歩△同歩▲同飛△83歩▲85飛、と進んだが、△33桂と跳ねられてみると、飛車を5段目に引いた目的である飛車の横利きで相手の攻めの陣形を牽制することがあまりできていないので、その構想自体が良くなかった。

ここは▲55歩とすべきで、以下△43銀▲46歩△25歩▲47銀△64歩▲56銀、が一例で互角の形勢。

図②、70手目△54同歩まで

苦しい局面が続いたが、飛車を成れてからは形勢の好転を感じていた。
本譜は▲53桂と少しひねった攻め方をしたが、△21歩を利かしてから△62金直と逃げられたら難しい局面だった。

ここは普通に▲53歩と攻めるべきで、以下△62金寄▲43角△32歩▲同龍△41金▲22龍△32歩▲88歩△76銀成▲64桂△同歩▲54角成、が一例で先手有利。

図③、84手目△53同金まで

直感▲62龍から詰んでいると思ったが、読み切れず本譜は▲13龍と香を取ってしまった。それでも形勢的には先手優勢だったのだが、詰ましに行かなかったことを引きずってしまい、まだ自玉に受けがある局面で投了してしまった。

この局面はやはり▲62龍から詰みがあり、手順としては▲62龍以下、△同玉▲51銀△同玉▲42金△同玉▲33角△52玉▲42飛△61玉▲62金、まで。
これくらいの詰みは難なく詰ませるようにしたい。

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