中飛車対三間飛車
自分が後手、戦型は中飛車対三間飛車の相振り。
序盤相手が▲66歩と角道を止めてくれたのでスムーズに△44角型に。
ただ、△54銀、△44角の形を目指すのならば△55歩は必要な1手なので、実はあまり関係ないのかもしれない。
図①はわりと理想的に端攻め出来ていると思う。
本譜は△64同銀としたが、ここは1手指しておきたい手があった。
それが△11香。
これは相手玉が狭いので次に△19飛成▲39玉△17角成までの詰めろになっているので▲17歩と受けるくらいだが、△同角成▲同桂△同飛成▲39玉△19龍▲29銀△17桂▲68飛△29桂成▲48玉△67歩▲同飛△52銀、が一例で後手有利。
本譜は△同角成としたが、そこで▲65歩△53銀▲56歩と攻められていたらこちらの攻めより相手の攻めの方が厳しく、受けに回る展開になってしまっていた。
ここは△同飛成とすべきで、以下▲同桂△16歩▲18歩△17歩成▲同歩△25桂▲39玉△35桂▲48玉△17桂成▲21飛△47桂成▲同銀△31金打、が一例で後手微有利。
この▲56歩は手順前後で、先に▲65歩ならかなり難しい局面だった。
相手のミスをつく1手が△19歩成。
以下、▲65歩△18と▲39玉△17飛成▲64歩△28と▲48玉△38と▲同金△19龍▲39銀△44桂、が一例で後手有利。
実戦も同じような形になったが、△11香とした分手を損しているのでそこの差が形勢に現れてしまった。
実戦はその後、その1手分相手の攻めが早くなってしまったので攻め合い負け。