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中飛車対三間飛車

自分が先手、戦型は中飛車対三間飛車の相振り。

図①、18手目△36同飛まで

本譜は▲77桂としたが、こういう早い段階の歩交換に対しては▲38飛のぶつけが有力だった。
▲38飛以下、飛車交換になると▲94歩の端攻めや▲25飛から龍を作る筋が防げないので△37歩とするが、▲同桂△72銀▲68玉△43銀▲78玉△32飛▲46銀△71玉▲25桂、が一例で先手微有利。

図②、36手目△84同歩まで

本譜は▲84同角としたが、ここは▲33角成と踏み込むチャンスだった。
以下、△同飛▲25桂△34飛▲13桂成△同香▲22角△24銀▲66角成、が一例で先手微有利。
今回の場合▲22角に対して△24銀と引かせることで相手の攻めが遅くなるのが大きく、この筋が成立している。

図③、56手目△24角まで

本譜は▲46歩と受けに回ったが、そこで△74飛からの揺さぶりが気になるのであまり良くなかった。
ここは▲44歩とすべきで、以下△32銀▲36銀△13角▲43銀△同銀▲同歩成△同金▲32銀△42金▲23銀成△46角▲33成銀△同金▲47歩△64角▲46桂、が一例で先手有利。
自玉の上で戦うのは怖いところもあるが、相手の大駒を取れればその分攻めが遅くなるし、右辺から攻めることで金無双の銀を壁にすることも出来るので有力だった。

実戦はその後、歩の手筋からの反撃を決めて勝ち。

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