20240107 将棋俱楽部24②

自分が後手、戦型はダイレクト向かい飛車。

図①、41手目▲16歩まで

いつもなら逆棒銀からの仕掛けを狙っている流れではあったが、相手が▲38銀▲36歩とそれを警戒している駒組をしていたので、仕掛けを断念して駒組を継続。
そして迎えた図①の局面。
本譜は△83銀と銀冠への組み換えを狙ったが、すぐ△72金とすると▲61角と打たれてまずそうなので、離れ駒を作っただけであまり良くなかったかもしれない。

ここは△65歩とすべきで、以下▲88角△33角▲44歩△同銀▲65桂△同桂▲同銀△73桂▲56銀△35歩▲26飛△32飛、が一例で形勢は互角。

図②、87手目▲55角成まで

お互いに角を打ちあいじりじりとした展開が続いていたが、仕掛けてからは急に激しくなり、図②の局面は大駒の働きの差で後手有利になっている。
本譜は△36角成として▲58金などで龍を追う手を防いだが、少しぬるい手だった。
ここは△54歩とすべきで、以下▲56馬△55桂▲34歩△36角成▲33歩成△46歩▲49歩△39龍▲75歩△同歩▲76歩△67桂成▲同金直△69銀、が一例で後手有利。

図③、107手目▲78同金まで

そのまま何もせずにまた▲85桂と攻められるのはまずいので、本譜は△84歩としたが、それでも▲73桂成~▲85歩と攻められてしまい、あまり良い受け方ではなかった。
ここは△84金とすべきで、以下▲93桂成△同香▲85歩△同金▲97桂△84歩▲85桂△同歩▲95歩△同歩▲93馬△44馬▲66香△82金、が一例で後手有利。

図④、123手目▲53桂成まで

このままだと▲63歩から着実な攻めが待っているので、こちらもその速度に負けない攻めが必要な局面。
ここで指した△47龍が好手。角取りの先手でありながら、いつでも△58龍と攻めに活用することが出来るようになった。
以下、▲54成桂△86桂、と進み攻め合い勝ちの流れに。最後はしっかり相手玉を詰まし切って勝ち。

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