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第55期ゆかなか順位戦B級1組白 対ニックネームさん

自分が後手、戦型は中飛車対居飛車5筋対抗形角交換拒否型。

図①、27手目▲46銀まで

本譜は△73桂としたが、そこで▲45銀とされていたら△65歩が間に合っていない感じがしてあまり良くなかった。
ここは△65歩とすべきで、以下▲同銀には△88角成▲同玉△62飛▲66歩△73桂▲68飛△65桂▲同歩△33角▲55歩△52金左、▲77銀には△44銀▲58金右△63銀▲66歩△同歩▲同銀△73桂▲65歩△同桂▲67金△64歩、がそれぞれ一例で難解な形勢。
こういう形は、△65歩が早くつけるならついてしまった方が良いことは知っていたが今回は▲同銀とされた時に無理だと思い踏み込めなかった。
だが、△88角成~△62飛が飛成を含みにした好手で手になっていた。

図②、39手目▲55同歩まで

本譜は△同銀としたが、▲75歩からの桂頭攻めが厳しく形勢を損ねてしまった。
ここは△66歩とすべきで、以下▲同角△55銀▲88角△84歩▲58飛△56歩▲54歩△同飛▲45銀△51飛▲54歩△57歩成▲同金△64銀、が一例で難解な形勢。
△66歩の突き捨てをすることで△55銀が先手になるし、桂の活用が楽になる。

図③、97手目▲68金まで

本譜は△65歩としたが、▲57玉の早逃げから▲43馬と上部を開拓されていたら入玉が止めにくく難解な形勢だった。
ここは△45桂打とすべきで、以下▲57桂△78金▲59金△77金▲58玉△39銀▲18飛△57桂成▲同玉△67歩、が一例で後手有利。

実戦はその後、入玉をめぐる戦いになりそうだったが相手にミスがあり即詰みが生じて勝つことが出来た。

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